ロシアの女性チェスチャンピオンが大会直前に、ライバルのチェスボードに水銀をかけている姿をCCTVに捉えられていた、という海外ニュース。
『おそロシア』シリーズ(多分、ブログを引っ越してからは初めてなシリーズかもですが)
まずは謝罪から。
「おそロシア」と言う発言が差別的で失礼極まりないですよね。
ロシアと言う国そのものや、ロシア人がみな恐ろしいわけではありませんし、日本人でも凶悪な人間はたくさんおります。
ロシアのみなさま、ロシア愛好家のみなさま、申し訳ございません…
イエローキャブより
(↑日本人にも謝れ)
若い方は「イエローキャブby山田詠美」をご存知ないかと思われますが…
ちなみに「今日の写真はハピオとチェスにしよう!」とコロナのロックダウン中に遊んだチェス、どこにしまったっけかなと30分くらい探しまくったのですが見つからず、地味にショックです。涙
無駄に長い前置きはさておき…。
8月2日にロシアのマハチカラで行われた「ダゲスタン・チェス選手権」。
大会開始前、人気のないチェス会場のCCTVに写っていたのは、同大会の前チャンピオンのアミーナ・アバカロヴァ(43)。
アミーナはライバルのウマイガナット・オスマノヴァ選手(30)が座る予定のチェスボードに近づき、バッグから取り出した小瓶に入った液体をチェスボードに注ぎます。
そしてチェスピース(駒)でチェスボードの液体を広げるような素振りを見せたアミーナ。
この様子はCCTVに写っていたわけですが、後から再生されるまで、犯行は誰にも気づかれておりません。
そしてチェス選手権が始まります。
オスマノヴァ選手(←ロシア語のファーストネームを正しく読めている自信がないので苗字表記です)は液体に気づかずに席に着いたわけですが、試合開始直後、激しいめまいと吐き気を訴え病院へ搬送。
病院の検査で水銀中毒の可能性が判明。
チェス選手権の審査員たちがCCTVの映像を確認し、ライバルのアミーナの不審な行動が監視カメラに録画されていたので警察に通報。
そしてアミーナの逮捕に至りました。
大会の関係者いわく、試合開始20分前にアミーナが、「試合を撮影するカメラはもう作動しているのか」と聞いてきたそうなんですね。
(怪し過ぎる。笑)
そこで「試合前なのでまだカメラは作動していません」とアミーナに伝えた関係者。
しかし実際は既にカメラが回っており、アミーナの犯行の一部始終が映っていたと言うわけであります。
ちなみにアミーナとオスマノヴァ選手は対戦予定だったそうです。
アミーナと被害者の両者を知る人たちによると、2人の間には何年も前からいざこざがあったそうです。
一部報道では、被害者のオスマノヴァ選手がアミーナの家族を中傷・侮辱したことに対しての仕返しとして、毒を盛ったということでありますが、真相は本人同士にしか分からないですよね。
少し具合を悪くさせるためだけだったのか、殺害する気があったのかどうかは不明ですが、水銀を使っておいてバレないと思っているのもスゴイですよね。
警察はアミーナに対し、傷害罪で捜査を進めておりますが、チェス大会側はアミーナのチャンピオンの称号を直ちに剥奪という早い判断。
今後は警察の捜査結果次第では、アミーナのチェス界からの永久追放も考慮中ということであります。
それにしても、なんだか推理小説にでも出てきそうな話ですよね。
「三毛猫ホームズの推理 by 赤川次郎」に出てきそう…
(↑私が小学生の時に大好きだった愛読書シリーズ。笑)
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