マクドナルドだけを1ヶ月間食べ続けたドキュメンタリー『スーパー・サイズ・ミー』の監督・主演のモーガン・スパーロック氏が、がんの合併症で死去したものの、原因はジャンクフードではなくお酒の可能性…という芸能ニュース。
遡ること2004年公開のドキュメンタリー映画『SUPER SIZE ME』(スパー・サイズ・ミー)。
監督のモーガン・スパーロック氏が1ヶ月間、マクドナルドだけを食べて生活し、身体に与える影響を身をもって検証するドキュメンタリーでした。
当時、体重84㎏でBMIが23.3と健康だったモーガンが、1ヶ月マックを食べ続けた後は、体重が11㎏増加し、BMIも30で肥満認定に。
(医療従事者なので書かせていただくと、BMIはあてになりません。あてにならないにも関わらず、未だ医療現場でも指標として使われております。例えばBMI 14以下は摂食障害病棟へ、といったような目安に使われたりしています)
『スーパー・サイズ・ミー』は社会現象にもなり、マクドナルドがスーパーサイズのメニューを廃止したり、サラダメニューを取り入れ出したきっかけにもなりました。
そんなモーガン・スパーロック氏が53歳と言う若さで、がんの合併症でお亡くなりになったと言うニュースです。
悲報を受け、マスコミなどが「やはりジャンクフードを食べて健康を害したんだ」と騒いでいて、もちろんジャンクフードの食べ過ぎが体に良くないことは誰でも分かるかと思いますが、モーガンの場合、どうやらジャンクが原因だけではないご様子…。
実はモーガン・スパーロックは生前、アルコール依存症に苦しんでいたんですよね。
『スーパー・サイズ・ミー』のドキュメンタリー内では、診断した医師に「飲酒はされますか?」と聞かれ、「今は全く飲みません」と答えていたモーガン。
しかし2017年に、実は13歳から飲酒を始め、30年以上ずっとお酒を飲み続けていると告白。
よって2004年のドキュメンタリー内で、医師がモーガンの肝臓の数値を心配していた時も、1ヶ月のジャンクフード生活が原因と言うよりは、飲酒が原因だったのかも知れませんね、と後になってからは思うわけです。
何はともあれ、体を張った実験や、それをドキュメンタリーにした功績は称賛に値しますよね。
53歳とお若いのに、早すぎる死は残念です。
そういえば最近見た、腸内環境をテーマにしたNetflixのドキュメンタリー『Hack Your Health: The Secrets of Your Gut』に、ツインテールのアジア人男性が出ていて、その方が日本語を喋ったのでビックリしたんです。
ホットドッグ大食いチャンピオンの小林尊氏でした(笑)
確かに昔ニュースかなにかで、シュッとした顔の細身の日本人が、大きなアメリカ人たちを相手に、ホットドッグを頬張って奮闘している姿を見たことがあったなーと。
お元気そうで何よりです~と、日本人がテレビなどに映ると嬉しくなるので感激していたら、先日のニュースで、大食いを引退する可能性を示唆されたことを知りました。
ネトフリのドキュメンタリ―に一緒に出演されていた奥様も、ファンキーそうでステキな方でした。
年を重ねるとほんと思いますよね、健康が1番と。
羨ましさもある反面、大食い芸も大変ですもんね。
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