2021年11月にアメリカのミシガン州のオックスフォード高校で、当時15歳のイーサン・クランブリーが銃で生徒4人を殺害し、7人を負傷させて終身刑となった事件。
今度は犯人イーサンの母親ジェニファー・クランブリーが、同件の4つの過失致死の罪で起訴され、今月から裁判が始まる、と言う続報。
と言うことで本日は「親ガチャシリーズ」。
アメリカの銃乱射事件となると、悲しいことに「またかよ…」と言った感じで、驚きすら薄れている昨今。
しかしこのイーサン・クランブリーの事件は、犯行当時15歳だったイーサン(現在17歳)に、仮釈放なしの終身刑が下され、当然っちゃ当然ですが、さすがアメリカ…と言った感じで記憶に新しい事件です。
(記憶に新しいもなにも、判決が下ったのは去年2023年の12月ですが…)
ちなみにイーサン・クランブリーは、被害者の4人を容姿端麗、スポーツ万能、明るい、人気者という理由でターゲットにして殺害した、陰キャな少年の逆恨みが原因の銃撃事件でした。
しかし今度は、イーサンの母親ジェニファー・クランブリーが、亡くなった4人の生徒に対する過失致死の容疑で起訴され、裁判となっております。
ちなみにイーサンが銃撃事件に使った銃は、両親(父)から事件の数日前に、クリスマスプレゼントとして買ってもらったもので、母親ジェニファーもSNSでその銃を自慢しておりました。
イーサンの両親、ジェニファー(母)とジェームス(父)は、イーサンが銃撃事件の容疑者として捕まった後、息子イーサンの銀行口座から3,000ドル(約45万円)をおろし、逃亡劇を図ったことでも有名ですが、とにかくネグレクトの常習犯。
家は普段からゴミ屋敷のような状態で、犬の糞尿なども室内に散乱しており、近所の人からも苦情があったと言います。
母ジェニファー(見た目は普通のおばさんです)には不倫相手がおり、その不倫相手と共によくホテルで乱交(グループセックス)に明け暮れていたと言います。
そして息子イーサンが銃撃事件を起こす7ヶ月ほど前、唯一の友人に送ったテキストメッセージには、
「誰かに話しかけられている声が聴こえるし、遠くに人が見える時もある。
昨日はお父さんに、医者に連れて行って欲しいって言ったんだ。
でもお父さんは僕に薬の錠剤を渡して、これを飲んで我慢しろって言ったんだ。
だからもう限界で、お母さんにも僕を医者に連れて行って欲しいって頼んだんだけど、お母さんは笑い飛ばして終わりだった」
と、自分に幻聴や幻覚があり、頭がおかしくなりそうになっているので、医者に連れて行って欲しいと両親に告げたイーサンの様子、そして息子の切実な願いを軽くあしらった両親のネグレクトの様子が記されておりました。
同じ友人に別のメッセージでは、
「僕には不眠症と…被害妄想があるんだ。
僕には治療が必要なんだ。
911に通報して、病院に連れて行ってもらおうかと思ったんだけど、お父さんとお母さんからめちゃくちゃ怒られた。
精神的にも肉体的にも限界で、死んでしまいそうだ」
と切羽詰まったイーサンの様子が分かります。
つまり事件の7ヶ月も前に、息子イーサンは精神疾患の状態を自覚しており、両親に助けを求め警鐘を鳴らしていたのですが、元々ネグレクトだった両親は息子の異常を無視、放置したことになりますな。
もし両親どちらかが息子の心の叫びを真摯に受け止めて、精神科医やカウンセラーなどへ連れて行ったり、薬物療法などの治療を始めていたのなら、銃撃事件も起きなかったかも知れません。
(たらればですが)
他にも両親、特に母親ジェニファーのネグレクトはいろいろとあるのですが、息子が起こした銃撃事件で11名もの死傷者が出ているのですから、親が責任を問われても当然だと思います。
日本の長野の立てこもり事件でも、4名の尊い命が失われましたが、犯人の青木容疑者が何らかの精神疾患を患っている様子に気づいていたはずの両親も、息子に猟銃を買い与えていましたよね。
精神疾患は誰のせいでもないですし、親は子を選べない・子も親を選べないので、気の毒ではあるのですが、1番身近にいる親や家族の責任が問われても致し方ないな、という事件も多いですよね…
イーサンの母親ジェニファーには反省も見られないですし、厳しい刑に処されて欲しいと思います。
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