『ホーム・アローン』の天才子役でおなじみマコーレー・カルキンと、弟キーラン・カルキンが明かす、幼少期の貧乏生活と、絶縁状態の元マネージャーだった父親との確執などをお伝えする本日。
『親ガチャ』シリーズ。
さて先日(1月なので先月…)開催されたエミー賞。
『Succession』(邦題:「メディア王 ~華麗なる一族~」でローマンを演じたキーラン・カルキンが、ドラマ部門主演男優賞を獲得の快挙を成し遂げました。
ご存知、マコーレー・カルキン(43)の弟君であるキーラン・カルキン(41)。
受賞スピーチでは母のパトリシアさん(69)には感謝の意を表したものの、父のキットことクリストファー・カルキン氏(79)については、存在はしていたものの何もしなかったと酷評し、話題に。
と言うことで、カルキン家の極貧時代を、マコーレーやキーランの過去の数々のインタビューなどを元に振り返ってみようかと…
ニューヨークのワンルームのアパートで、両親と7人の子供たちとして育ったカルキン家。
そうです、ワンルームに9人で暮らしていたわけです(驚)
(マコーレーとキーランは7人兄弟姉妹ですが、姉ダコタは30歳だった2008年に、交通事故で亡くなっております)
父のキットは売れないブロードウェイのミュージカル俳優で、タクシー運転手のアルバイトをしながら生計を立てておりました(立てれていないのだけれども)。
7人の子供を育てるために仕事を辞め専業主婦だった母パトリシアは、後に電話オペレーターのパートをするものの、ご想像の通り、生活は極めて厳しいものだったそうです。
キーラン・カルキンはヴァニティ・フェアにも、当時の極貧生活を語っておりましたな。
鍵のないトイレがあるだけの、仕切りもない1つの部屋で暮らし、次から次へと赤ん坊を産む両親、のようなことを語っていました。
確かに「子は宝」ですが、経済力があっても子沢山は大変なのに、お金もないのに7人を作る・産むって、もう無計画・無責任にもほどがあります。
俳優と言う夢を諦めきれない父親だったのなら、避妊くらいすべきでしたし、7人もお子を作ったのなら自分の夢を諦めて、父親として生活費をきちんと稼げる仕事をすべきでしたよねん。
そんな極貧生活の中、マコーレー・カルキンが4歳の時、近所の人の勧めで、子役デビューをさせた両親。
かなりの美少年で愛くるしかったマコーレー・カルキンは、次々と映画やテレビドラマに出演。
そしてマコーレー10歳の時に抜擢されたのが『ホーム・アローン』のケビン役でした。
このケビン少年役で、一躍スターダムに昇りつめたマコーレー・カルキン。
14歳で引退するまでに、マコーレーが築いた資産は5,000万ドル(日本円にして約74億円!)と言われております。
しかし後にマコーレー・カルキン本人が当時を振り返り、幼くして有名になったことに対し、最初こそ嬉しかったものの、その後はかなりの戸惑いや葛藤や苦悩があったことを告白。
さらにマコーレー・カルキンが売れてから仕事を辞め、マネージャーを務めるようになっていた父キットからの精神的・肉体的暴力も告発。
マコーレーによると、支配的だった父キットには「〇〇は禁止」という理不尽なルールがあり、例えばマコーレー・カルキンがベッドで寝ることを禁じ、マコーレーはソファーで寝ていたと言います。
さらにマコーレーがどんなに疲れていても、父キットの命令で夜遅くまで台詞を覚えさせられたり、マコーレーがミスをすれば「ちゃんとやらないと殴るぞ!」などと、父が暴力で脅すようなこともあったと。
父による暴力・体罰は日常的で、体中にアザや傷があったというマコーレー・カルキン。
次第に演技をしたい、俳優を続けたいという意欲が失せて行ったそうです。
マコーレーも以前のインタビューで、「俳優として売れるという夢が叶わなかった親父は、10歳までにその夢を叶えた僕に嫉妬をしていた。精神的にも肉体的にも虐待したオヤジは悪い男だった」とまで語っておりました。
ちなみにマコーレー、自分のギャラを映画1本につき、15%づつ両親に引かれて持っていかれていることを、知らなかったとも言っていました。
父キットと母パトリシアは1995年に離婚をするのですが、その後も子供たちの親権争い(と財産争い)で、当時はかなりのスキャンダルなドロ沼になったようです。
(その話は長くなるので割愛)
マコーレー・カルキンと父キットは2016年から絶縁状態。
父のキットも過去のインタビューで、マコーレーのことはもう息子だとも思わない、と言った趣旨の発言をしておりました。
おまいうの典型(笑)
ちなみにマコーレーの方は父キットを反面教師とし、自分は良い父親になれたことを父キットに感謝しておりました。
あれ?
キーランの話のつもりで書いたら、後半ほとんどマコーレーの記事になってしもた(笑)
何はともあれ、親ガチャのせいで苦労したマコーレー・カルキンには幸せになっていただきたいです。
そして弟のキーラン・カルキンも、俳優としての益々の活躍を期待したいですな。
親ガチャシリーズはこちらにもたくさんあります。
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