アダルト業界史上、最も高い製作費をかけて作られた『パイレーツ』シリーズに出演した、人気アダルト女優のジェシー・ジェーンが1月に亡くなった悲報の続報で、死因が明かになったという芸能ニュース。
今年2024年の1月下旬。
オクラホマの自宅から、恋人・彼氏のブレット・ハゼンムラーさんと共に、やや腐敗した遺体となって発見されたジェシー・ジェーン（43）。
本名シンシア・アン・テイラーさんという、アメリカで人気を博したセクシー女優さんです。
半年以上を経て、7月の中旬に検死の結果と死因が公表されたのでご紹介です。
ジェシー嬢（嬢よりはおねえさんって感じですが）のトキシコロジーでは、体内からフェンタニル、コカイン、 ベンゾイルエクゴニン（←コカインの代謝物）が検出されており、ジェシー嬢とブレット氏のベッドの横には、白い粉の乗った小さなお皿があったため、フェンタニルとコカインによる事故の（故意でない）オーバードースが死因とまとめられております。
ちなみにジェシー嬢には、アテローム性動脈硬化と高血圧性心疾患もあったということであります。
2000年初頭にモデルとしてキャリアをスタートさせたジェシー・ジェーン。
ミスコンに出場したり、2003年には映画『ベイウォッチ・ハワイアン・ウエディング』に出演。
そして2005年、アダルト作品の『パイレーツ』で主演を務めます。
（ご想像のとおり、『パイレーツ』は海賊モノです…。「だっちゅーの」（←古っ）の方ではございません）
この作品は、アダルト業界史上最高製作費をかけた作品で、当時の金額で800万ドル（2024年の為替で約12億６千万円‼）もかけて作られたアダルト映画だそうです。
ピンク映画（←言い方）に12億6千万円の予算を与えられると言うのはすごすぎで、Vシネもビックリですな（笑）
2000年代初頭は、アダルト業界もそれだけの勢いがあったということでしょうか。
ジェシー嬢主演の『パイレーツ』は「ポルノ業界のオスカー（アカデミー賞）」と称される、『AVNアワード』も受賞しております。
（ちなみに2007年に続編の『パイレーツ2』が製作されており、ジェシー・ジェーンも再出演しております）
その後、ジェシー・ジェーンはアダルト業界だけにとどまらず、海外ドラマ『Entourage』（邦題だと「アントラージュ☆オレたちのハリウッド」）や、『プレイボーイ』にも出演。
当時はセクシー女優がメインストリームの作品に出ることは珍しかったので、ジェシー嬢はそういった意味でも先駆け的な存在でした。
2017年にセクシー女優引退を宣言するも、2019年にカムバック。
2018年のGQのインタビューでは、以下の様に語っていたジェシー嬢。
（意訳しました）
「私は文句の付けどころがない時期にアダルト業界に入ったの。
セクシー女優たちが、まだ大切にしてもらえていた時代よ。
ビデオやDVDなどの作品を実際に購入するような時代だったから、みんなセクシー女優たちの顔を覚えたし、誰が誰だか分かっていた時代だったわ」
ジェシー嬢の発言には切ないものがあります。
今はインターネットのクリック1つで、無料でアダルト作品にアクセス出来てしまう時代。
使い捨てのように多くのセクシー女優さん（男優さん）達が入れ替わり立ち代わりで、次から次へとアダルト作品が量産されている時代。
セクシー業界のキャストのみなさんのお給料なども、昔と比べたら格安なのではないでしょうか。
肉体的にも精神的にもキツイこともあるお仕事でしょうに、報酬まで安かったり、使い捨てのような扱いが主流になっているのであれば、そりゃ精神的もますます病みますし、ドラッグや酒に溺れたり、極端なケースだと、自死などを選んでしまう場合もありまうよね。
今年2月にお伝えした、人気セクシー女優カグニー・リン・カーター嬢の自殺のニュースはこちらから↓
ジェシー・ジェーンは最期は恋人と一緒に逝ったので、淋しくはなかったかも知れないのが、唯一の救いかも知れません…。
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