『モヤモヤする話』シリーズ。
今回は再び、ピットブル事故を元保護猫ハッピーの画像でお届けです。
痛々しいのが苦手な方は閲読注意です。
ニューヨーク州在住のレキシー・ビービーちゃん16歳が、愛犬のピットブルのサウシー(1歳半)に襲われ、危うく脚を切断の大けがを負ったニュース。
レキシーちゃんはお母さんのライアンさん、お母さんの婚約者のザッカリーさん、2人の弟(8歳と3歳)、そして8匹のピットブルと一緒に暮らしていた女子高生。
8匹って。
しかも全頭ピットブルかい。
どんだけ~
とある日曜日の朝、友人たちと自宅で遊んでいたレキシーちゃんが下の階におりていくと、そこに立っていたサウシー。
小さく1回うなったあと、レキシーちゃんの喉めがけて飛び掛かりました。
レキシーちゃんが咄嗟に後ろ向きになったので、サウシーはレキシーちゃんの右足に噛みついたそうな。
レキシーちゃんの悲鳴を聞き、かけつけたお母さんとザッカリーさん。
ザッカリーさんが、レキシーちゃんの脚に噛みついたまま離さないサウシーの口を開けようとするも無理だったため、サウシーの首を絞めやっとのことで脚を解放されたレキシーちゃん。
壁や天井には血が飛び散り、サウシーに噛みちぎられた脚の筋肉や肉片が床に散乱し、凄まじい状況だったそうです。
ザッカリーさんはサウシーを誰もいない裏に連れて行き、レキシーちゃんの脚をベルトを使って止血。
レキシーちゃんは病院に搬送され、当初は右足切断の危機があったものの、6時間に及ぶ大手術のお陰でなんとか脚の切断を免れたそうです。
ママの彼氏の勇敢なザッカリーさんが在宅中に起きたことが不幸中の幸い&レキシーちゃんは脚を切断せずに済んで本当に良かったですね。
めでたしめでたし…
って、ちょっと待ったー!(←ねるとんか)
本当の悲劇はこの後だと思います。
生後11週から飼われていたというサウシーは事件の翌日殺処分に。
ちなみに、これまで1度も狂暴な片鱗を見せたことがなかったというサウシー。
「抱っこが嫌いで、ちょっと他の7匹とは違う感じは受けたものの、落ち着いた感じの犬だった」とのこと。
このご家庭にはサウシーを含め全8頭のピットブルがいて、ずっとピットブルを飼ってきて1度も危険を感じた出来事がなかったと言います。
サウシーは特にレキシーちゃんの弟のことが大好きで、普段は弟君と一緒のベッドに寝ていたそうです。
もしレキシーちゃんではなく襲われたのが8才と3才の弟だったら、命はなかったと語る家族。
今回の事件のあと、残りの7匹のピットブルも全頭手放したそうです。
え?え?え?え?
確かに小さなお子さんのいる家庭で事件の後も、7匹のピットブルと暮らし続けるのは恐怖でしかないでしょう。
でもこの7匹はシェルターに送られたんですかね?
恐らくブリーダーから購入したピットブルたちだと思いますが(サウシーが11週で家族になっていることからも)、8匹も飼っておいて何かあったら手放す。
どこのシェルターもいっぱいいっぱいなので、中には殺処分になる犬もいるかも知れません。
ピットブルの保護犬なら尚更、貰い手が見つかりづらいと思います。
シェルターから保護犬を迎えて、飼えなくなったのでまたシェルターに戻すのもひどいですが、それだと数字的にはプラマイゼロです。
でもブリーダー経由で増やすだけ増やして、何かあったらシェルターにって、腑に落ちないですよね~。
買う人がいるからブリーダーが犬・猫を増やすわけで。
そもそも8匹も飼う必要ありました?とお聞きしたい。
ピットブルマニアで8匹も飼っておいて(買っておいて?)、何かあった途端に
「ピットブル?無理無理。怖すぎる」と手の平を返して手放すって、納得いきませんやん。
こんなにピットブルの事件が多いのなら、アメリカでもせめてピットブルの繁殖を禁止にして、数をこれ以上増やさないようにする必要があるのではないでしょうか。
めっちゃモヤモヤする~
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