「タイトルにカタカナと情報量が多すぎる」シリーズ(←なにそれ)
保険金、フェンタニル、モスコミュール、モルモン教…
でもこれが全部ではないほどひどい 悪女 が主役の本日なんです。
事件そのものは去年2022年の3月に起きたものですが、法廷文書が明らかにされたのが先週ということでご紹介します。
モルモン教と言えばユタ州ということで、今回もユタのカマスで起きた事件です。
2022年の3月4日、妻コーリー・リッチンズ(33)の作ったモスコミュールを飲んだ後に亡くなった、夫のエリック・リッチンズさん(39)。
検死の結果、エリックさんの死因はフェンタニルの過剰摂取。
嫁コーリーの作ったモスコミュールにフェンタニルが混入されていたとし、加重殺人の容疑で逮捕・起訴された嫁コーリーです。
夫婦は兼ねてから、日本円にして約2億7千万円の豪邸の購入プラス、4~6億円をかけてのその豪邸のリフォームをめぐり、口論が続いていたと言われております。
(エリックさんは豪邸の購入とリフォーム・リノベーションに反対だったものの、嫁は推し進めたがっていた)
実は生前、エリックさんは嫁コーリーと一緒に食事をした後に、急激に体調が悪くなった経験が2回あり、「自分は嫁に殺されるかもしれない」と実家の家族に漏らしていたことがあり、離婚も考えていたとのこと。
2回のうちの1回目は3年も前、夫婦でギリシャ旅行をしていた際の出来事で、その時からエリックさん(2人のお姉さんだか妹うさんがいるそうです)の姉妹に「コーリーに殺されかけた」と言っていたそうなんです。
数年前から配偶者に殺されるかも知れないと思って生活するって、どんなに恐ろしいことでしょう。
ただエリックさんとコーリー夫婦には3人のまだ幼い息子たちがおり、中々離婚に踏み切れなかったというエリックさん。
2022年の1月までに嫁コーリーは、夫エリックさんがビジネスパートナーと共同で入っていた保険の受取人を自分名義に勝手に変更。
しかし保険会社がエリックさんとビジネスパートナーに通知したことで、この保険は2人の名義に再び戻されておりました。
2022年のバレンタインには、嫁コーリーから与えられたサンドイッチを1口食べただけで、アナフィラキシーを起こし呼吸困難に陥ったエリックさん。
なんとか息子のエピペン(アドレナリンの自己注射薬で、アナフィラキシー補助治療剤)を打ち一命を取り留めました。
このこともあったせいか、エリックさんが亡くなる2022年3月の直前にも、エリックさんは嫁コーリーには内緒で、遺書の遺産相続人を嫁コーリーから、エリックさんのお姉さん(ないしは妹さん)に変更していました。
エリックさんももう次は(自分の命は)ないだろうなと思っていたのかも知れません(涙)
エリックさんが亡くなった次の日、嫁コーリーはさっそく豪邸購入の契約書にサインをし、自宅に友人たちを呼び盛大なパーティーを開きました。
夫が亡くなった次の日にです。どんだけ~
パーティーに参加した友人たちも、何とも思わなかったんですかね?
前の日に夫が亡くなっているのに、豪邸買いました~イエーイ!とかってパーティーを開いて飲んだくれて騒ぐコーリーを見て、不審に思った友人はいなかったんでしょうか…。
類は友を呼ぶってヤツなんでしょうか…。
おそらくコーリーは生命保険の受取人が変更していること、もう自分ではないことをこの時はまだ知らなかったのかも知れません(なんてったって夫が亡くなった次の日ですから)。
夫が死んで保険金がたんまり入ってくる~イエーイ!なパーティーだったのかも知れません。
ドアホや…。
コーリーの図々しさはそれだけではありません。
幼い息子3人を残し、夫に先立たれた可哀相な妻を演じ、親や家族を亡くした子供たちが立ち直るための絵本、Are You With Me?を出版。
自分で殺した夫の死を金儲けと、世間の同情を買うために利用する、どこまでも卑劣な鬼嫁なコーリーであります。
写真を見ると、可愛らしい感じの女性で性格も良さそうに見えるんですよ。
旦那さんのエリックさんもステキな優しそうな方で、3人のお子がいて、はたからみれば幸せな家族像そのものですが、実情は分からないものですね…
モルモン教ってこういう変(お金がらみとか、見栄がらみ)なニュースが多い気がするのですが、ニュースで「モルモン教」と言うので記憶に残りやすいだけかも知れませんけれども…
なにはともあれ、亡くなったエリックさんと残された3人の息子さんたちが不憫でなりません。
鬼嫁コーリーは有罪が確定すれば、死刑でしょうな。
加重殺人の有罪はユタでは最高刑に値しますし、ユタの最高刑は死刑です。
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