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娘2人に睡眠薬入りグミを与え銃殺した母親に懲役78年。動機は親権争いの夫への復讐

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アメリカのバージニア州よりやるせない話シリーズ。

事件そのものは2018年8月に起きたのですが、刑期の判決が下ったのが今年2023年の9月22日ということで、再びニュースに上がっていたのでご紹介。

バージニア州で暮らしていた、元セックスワーカー(売春婦)のベロニカ・ヤングブラッド(38)。

自分の子供であるシャロンちゃん(15)とブルックリンちゃん(5)に、メラトニンをまぶしたグミベアを与え、眠りにについた2人をベッドにて銃で殺害。

長女のシャロンちゃんは背中と胸を撃たれたものの暫くは意識があり、911(日本で言う110番)通報し、「お母さんに撃たれた」と告げたんですね。

母親に撃たれたことを知っていたシャロンちゃん、どんな気持ちだったのかを考えると胸が痛い(涙)

残念ながらシャロンちゃんは搬送先の病院にて息を引き取り、帰らぬ人に。

妹のブルックリンちゃんは頭を撃たれて即死でした。

ちなみに母親が使った銃は、事件の起きる1週間前に購入したもの。

犯行動機は親権争いをしていた元夫に対する恨み。

なんでも元夫のロン・ヤングブラッドとベロニカは2009年に結婚。

いつ離婚したのか分かりかねますが、元夫が末っ子のブルックリンちゃんを連れて、バージニア州外に引っ越しを考えていたそうなんですね。

ブルックリンちゃんを元夫に取られるのを恐れ、娘たちを殺害したということなのですが…。

この動機(言い訳)が事実だとしても、なぜ長女のシャロンちゃんまで殺害する必要があったのか。

裁判ではベロニカ被告が「娘たちを殺して自分も自殺するつもりだった」と述べておりましたが、ほんまかいな。

そもそも長女シャロンちゃんは15歳(すごく美人さん)。

母親なんぞいなくとも、ひとりで生きていける年齢です。

それに元夫に対する恨みなのであれば、なぜ元夫を殺めようとしなかたったのでしょうか…。

ちなみに鬼母ベロニカにも悲しい過去が。

アルゼンチンの貧困層で育ったベロニカ自身も、性加害を含む虐待の被害者。

幼い頃に親族(←誰とは書いてなく身内とのこと)による性的暴行の被害にあい、16歳で長女のシャロンちゃんを出産。

シャロンちゃんを育てるために、10代の頃から売春をして生計を立てていたと言います。

負の連鎖ですね…(涙)

やるせませんなぁ…。

しかし2人の娘たちを計画性を持って殺害した非道さは、情状酌量には値しなかったのか、懲役78年の判決を言い渡されました。

日本だと近年良く目にする虐待やらなにやらの自分の子殺しは、刑期が短いことが多い印象。

ベロニカの実刑78年と言うのはなかなかの刑期だと思いますが、失われた幼い命は戻りませんものね…。

シャロンちゃんとブルックリンちゃんのご冥福をお祈りいたします。


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