やるせない話シリーズ。
週末にフランス西部で起きた恐ろしい事件。
自宅のお庭でバーベキューを楽しんでいたイギリス人4人家族。
(自宅建物がアパートのように見えるのですが、フランスの住宅事情に無知なので一軒家なのか、お庭は住民の共同のものなのかどうか不明です…さーせん)
その一家を狙い、近隣に住む年金暮らしの71才のオランダ人の男、ダーク・ラーツが垣根越しにライフルを数発発射。
お庭のブランコで遊んでいたソレインちゃん(11)は心臓を撃たれ死亡。
父親のエイドリアンさんは頭部を撃たれ、現在も昏睡状態。
母親のレイチェルさんも頭部と背中を撃たれて重体でしたが、手術後容態は安定しているとのこと。
ソレインちゃんと一緒にブランコで遊んでいた妹のセレステちゃん(8才)は300メートルを走って逃げ、銃撃を免れ無傷です。
(心に負った傷は大きすぎますが…)
ライフルで銃撃したダークは銃撃後に、自分の妻と共に自宅に立てこもったものの、その後逮捕されております。
ベルギー人の妻も、夫が犯行に使ったライフルと拳銃を隠した罪で、逮捕されております。
警察の発表では、ダークの体内からアルコールと薬物反応が出たとありますが、処方薬なのか違法薬物なのかは、週明けの段階では発表されていませんでした。
ちなみに一部報道では、ダークは元教師という報道があります。
2017年に妻と一緒にフランスに移住したダークですが、フランス語を覚えたり話すことを拒んでいたそうで、近所の住民もダークと会話をしたことは一切ないそうで、周囲から孤立していたダーク&妻。
ちなみにこの加害者と被害者の2つの家族の間に何があったかと言うと、実は騒音問題やいざこざがあったようなんですね。
と言うのも何年も前から、男とソレインちゃんの家族は言い争いが絶えなかったそうです。
3年前の2020年には、ソレイユちゃん一家が敷地内の木を切り倒した所、ダークが「うちの家が外から丸見えになる」と苦情を出し、ライフルを持ってソレインちゃん家族を脅し、警察沙汰になったことも。
ただライフルはダークが狩猟用に免許を取得し所持していたものだったこともあり、ライフル没収にはならなかったそうです。
(報道では、今回の犯行に使われたライフルと拳銃は、違法で入手したものだったとあります)
ソレインちゃんの家族に対し、騒音被害を訴えていたのはダークだけだったそうなので、実際に騒音問題があったのか、それともダークに精神疾患などがあり、被害妄想やら逆恨みだったのかなどは不明です。
なんだか少し前に日本で起きた、長野の事件を思い出しますよね。
近隣住民の女性2人をナイフで刺して、警察官2人を猟銃で射殺した青木容疑者の事件。
青木容疑者の事件は騒音ではありませんけれども…
でも騒音問題は決して他人事ではないですよね。
我が家もずっと騒音問題に悩まされていて、現在の住まいでも騒音問題が現在進行形なんです(マンションの上の住民の子供たちがドッカドカと走り回る)。
どこに相談しても、本人(親)に直談判してもシラを切るので改善しないまま、何年もドッカドッカと走り回っているので、騒音で殺意が湧く気持ちも分からないでもない(笑)
だからって本当に殺しちゃったり、危害を与えたらダメですよね。
せめてデスノートに名前を書くくらいまでにとどめないと…(←恐いって)
今回のフランスの事件は、庭で遊んでいた子供たちの声なら全然許容範囲じゃないの!とも思ったりしますが、でも実際に毎日それを聞いて騒音と感じてしまう人の気持ちも、分からなくはないです。
だからって子供を射殺するなんて、卑劣過ぎるので犯人を擁護するつもりは全くありませんが…。
難しいですよね、騒音問題って…。
賃貸だったら引っ越せば済む話ですが、持ち家だったり買ったマンションだったりすると、簡単に引っ越せないのが現状です…。
ポチっとありがとうございます
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