2023年11月に亡くなったマシュー・ペリーの死因が、ケタミンのオーバードースだったという衝撃の12月の報道に続き、今度は女性に対する暴行疑惑が浮上しているという続報。
さて海外ドラマ『フレンズ』のチャンドラーでおなじみのマシュー・ペリー(54)が、去年2023年11月に自宅のジャグジーで溺死した事故。
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記事にした時には死因は判明していなかったのですが12月中旬に、検死の結果、死因はケタミンのオーバードース(以下OD)だったことが発表されたんですね。
ちなみにケタミンは分類で言えば麻酔薬です。
レクリエーショナルドラッグとして使用すると、リラックス作用をもたらす他に、幻覚などを起こす場合もあります。
私の住んでいる国ではそこまでケタミンは氾濫していないのですが(30人依存症の患者さんがいたら、ケタミン使用者が1~2人いるくらいの割合。ちなみにケタミン=若い子(20代前半までくらい)という経験上の印象です)、中国では今かなりケタミンが流行っているそうですよ。
違法ドラッグと言うのは、国や州によってもかなり流行と蔓延している物に差があります。
マシュー・ペリーは生前、自身のドラッグ&アルコール依存症との闘いを公表しており、2022年に出版した回顧録はベストセラーにもなりましたし、同じように薬物依存と闘っている方達に勇気を与えてきたわけです。
マシュー本人は2022年10月だったかのインタビューでも、自分は18ヵ月間クリーン(ドラッグを使用していない状態)と公表しておりました。
しかし死因がケタミンのODだったことが発表され、実はクリーンではなかったのではないか、世間を欺いてきたのではないか、これまでのマシューは全て虚像だったのではないか、とメディアやSNSでは叩かれておりました。
その件についてはこのブログでは続報として、お届けしませんでした。
と言うのも、薬物依存症はれっきとした病気ですし、もしかしたらマシュー・ペリーも長いことクリーンで、亡くなる直前にリラプスしてケタミンを使用してしまったのかも知れませんし、亡くなっている故人は反論もできないので気の毒ではないか…と思ったからです。
まあジェフリー・エプスタインやらジャニー喜多川のような犯罪を犯したのなら話は別で、死人に口なし…なんて言っている場合ではなくなりますが。
しかし今週になり、今度はマシュー・ペリーからの暴行被害を訴える女性たちの暴露がニュースになっております。
被害者の1人は、マシュー・ペリーの回顧録に「エリン」という仮名で登場していた女性。
実はこの「エリン」はマシューの元で働いていて、10年来の付き合いがあるモーガン・モーゼスのことで、マシューがオピオイド依存症の弊害の結腸破裂で手術をした時も、マシューに献身的な介護をしたとされる女性。
2021年にマシューの元で働くことを突如辞めたわけですが、報道によるとエリン(モーガン)はマシューから壁に投げつけられ、ベッドに押し倒された、(それが原因で仕事を辞めた)ということなんですな。
また、生前のマシューの最後の彼女・婚約者だったとされる、22歳年下のモリ―・ハーウィッツも、別れを切り出した際に、マシューからコーヒーテーブルを投げつけられたと言うんですな。
婚約者のモリーは、自分に内緒で出会い系アプリで他の女性とやり取りしたり、その女性にヴァレンティノのバッグを買ってあげていたマシューに激怒して、別れを切り出したということであります。
他にもいろいろあるのですが長くなったのでこの辺で〆ますが、これら女性に対する暴行疑惑報道に対し、海外のSNSではほとんどがマシュー・ペリーに対する擁護となっております。
「死人に口なしで反論できないマシューがかわいそうだ」
「なぜこの女性たちはマシューが生きているうちに暴行被害のことを言わなかったのか」
「マシューが死んでからこういう主張をするのは卑怯だ」
「被害者という女性たちは売名行為で、お金目当てだと思うわ」
「故人のことはそっとしておいてやれ」
という意見が多いんですな。
確かに死人に口なしなので、反論できないマシュー・ペリーは気の毒ですし、女性たちの訴えの真偽は謎のままで、マシューが亡くなった今、真相は闇の中。
でも被害者の女性たちも、もしかしたら暴行被害を公表するつもりでいたのかも知れませんが、急にマシューが亡くなってしまい、あとだしジャンケンみたいになってしまったのかも知れません。
ジャニー喜多川の件もそうですが、生きているうちに言えない暴行や性的暴行の被害者の方もいることでしょう。
被害者にとっては「加害者が死んだら終わり」ではないですもんね。
マシュー・ペリーが亡くなってしまっている以上、これらの件に関しては賛否両論のまま、ずっとモヤモヤしたままでしょうな…。
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