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愛犬を飛行機(貨物室)で海外引越し&検疫所での恐怖体験談。ペット機内持ち込み論争。

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羽田空港の衝突炎上事故で勃発した「ペット機内持ち込み論争」に便乗し、過去に愛犬を飛行機に11時間乗せて引っ越し、検疫所で心が折れそうになった体験談を紹介する本日。

題して「便乗シリーズ」(←なにそれ)

まず年始の地震、そして羽田空港での事故に被災された方々に再度、心からお悔やみ申し上げます。

さて、我が家は動物がいる間は旅行はしない!と決めているのですが、そんな私も過去に1度だけ、愛犬を飛行機(国際線)に乗せたことがあります。

アメリカから日本へ、海を越えた異国間の引っ越しだったので、交通手段が飛行機しかなかったためです。

(ワンコを置き去りに自分だけで日本に引っ越すと言う選択が自分にはなかったので)

当時の飛行機は、動物はもちろん荷物扱いで貨物室へ。

11時間以上のフライトと、入国の際の検疫で14日間、愛犬を成田空港に預けることになり、本当に可哀相なことをしたと反省しています。

渡航前の手続きも大変で(ここで多くの人はくじけて、ペットを置いて帰国なども多々あります)、当時は4千ドルくらいで書類やら、面倒な手続きを全てやってくれるという代行業者もありましたが、まだ若くて経済力もなかったので全部自力で済ませ、代行業者には頼みませんでした。

(この4千ドルは検疫期間にかかる費用とは無関係の、書類の作成や手続きのみの代行料金です)

出発の空港では、愛犬は狭いキャリーに入れ、荷物と一緒に預けて貨物室で渡航。

当時は恐らく、貨物室の空調設定もなかったので、空の上は極寒だったと思います(涙)

約11時間以上の飛行時間を終え、到着の空港ではスーツケースなどの荷物と一緒に、あの回るベルトコンベアーみたいなのに乗って、犬の入ったキャリーケースが出てきました。

キャリーの中でオシッコもウンチも漏らしてしまっていたワンコ。

(もちろん出発前に荷物として空港で預けてから+11時間のフライト中、ワンコはお水も飲めない&ご飯も食べれません)

狭いキャリーの中で自分の汚物を踏んづけてしまっているので、犬もキャリーの中もグチャグチャです。

そこから検疫所に直行ですが、検疫所に着いたらまず「じゃ、犬を洗ってください」と言われるんですね。

洗えと言われても当時はコンクリートの洗い場に、冷水の出るホースがあるのみ。

シャンプーや石鹼すらありません。

(フンを踏んづけた犬の手足は、肉球やら指・爪の間にウンPが詰まっている&長時間フライトで乾いて固まってしまっていたりで、ホースから出る冷水だけで洗うのは至難の技です)

タオルもないので自分の上着を脱いで、冷水で洗われて震えているワンコを「ごめんね」と半泣きで拭きました。

もちろんキャリーケースごと検疫に預けるので、汚物のこびりついたキャリーも手でこすって、冷水の出るホース1本で洗うわけです。

しかも当時、洗い場は腰の高さのシンク等ではなく地べた、床だったので、着の身着のまま洗い場でしゃがんで、汚物にまみれた愛犬とキャリーを洗うので、自分もビッショビショです。

いろんな意味で泣きたくなり、心が折れそうになりました…。

でも1番泣きたかったのは愛犬だったと思います(涙)

検疫代(いくらか忘れましたが高額だった記憶)に備品の費用も含まれていないんですかね?

シャンプーくらいは置いてあって欲しかった…。

今みたいに手軽にネットでなんでも調べられる時代でもなかったので、自分の下調べが足りなかったのかも知れませんが。

(そもそも犬・猫を連れて帰国する人すら少なく、ネットなどに情報なども今ほどない時代の話です)

もう大昔の話なので、検疫所も恐らく今は改善されているかも知れないですし、そうであると願いたいです。

(決して成田空港や検疫所に対する悪口ではありません。

当時はこういう状況だった、ペットの国内への持ち込みは大変だった、と言う実体験を紹介しているだけです)

もしペットを連れて海外引越等で検疫が必要な方々は、手荷物にペットを洗う際のシャンプーやらタオル、自分の着替えやらを入れておくことをお勧めします。

手荷物パンパン(笑)

でもスーツケースを開けてどうのという時間もあまりないので…

(係の方が、犬が洗い終わるのを待っているので、急がなきゃと気を使う)

そしてペットとキャリーを洗い終わった後は、犬を検疫所の係の人へ預けます。

当時、検疫期間は最短14日間(何も問題なければ14日で釈放)。

検疫所の人から「検疫中に面会に来ても帰れない犬は「また置いて行かれた」と思うので、余計かわいそうなだけなので面会には来ない方が良いです」と言われました。

鵜呑みにしていた若かりし頃の私…

今思えば、毎日でも成田まで面会に行けば良かったと思いますが(交通費バカ高w)、幸いなことに検疫は最短の14日で済みました。

ちなみにうちのワンコ、14日間の検疫所生活で芸を仕込まれたらしく、検疫後はそれまでの人生・犬生で1度もしたことのなかった、後ろ足で立って前足を前後に振る「ちょうだい」のポーズや、手を出すお手などを覚えて帰ってきたんですね。

犬であれば「待て」などの躾程度のことなら理解できるのですが、「お手」やら「ちょうだい」やらは人間のエゴで必要ないと思っているので、それを預かっている他人の犬に無断で覚えさせるなんて…(キーッ‼)

いろいろな意味でトラウマだった愛犬の渡航ですが、2度としたくないです。

犬にとってもかなりのストレスだったと思いますが、おかげさまで寿命はまっとうできました、いろいろ病気はしましたけれども…

(愛犬の医療費で破産しそうになった話はこちらから…)

話を今話題の「ペット機内持ち込み論争」に戻し…

これまで何度も犬や猫と暮らしてきた私ですが、我が家は動物と暮らしている間は旅行に行きません。

元々かなりの潔癖症の私は、それでも20代までは旅行に行けていたのですが、それ以降はもう旅行すらしたいと思わないタイプになりました(笑)

機内のトイレに入れない&ホテルやエアビーの寝具や食器なども気になるくらいの潔癖症なので、家が1番清潔で安心します。

猫や犬をペットホテルに預けたり、シッターさんや身内にお願いすることも不安なので(なんでも自分でやらないと気が済まない性格)、旅行の事を考えるだけでストレスに(笑)

(よって旅行をしないと決めているだけで、他人様にその考えを押し付ける気もさらさらございません)

今住んでいる国でもペット同伴のフライトなどが増えてきましたが、緊急時は手荷物は全て置いていかないといけないので、ペットと一緒に逃げれないので意味がないですよね。

ペットを機内持ち込みOKだとしても、緊急時に機内でペットを連れだそうとして、他の乗客の避難の妨げになったり、脱出用のシューターをペットと降りるなどして、万が一シューターが破れたり(そんなやわな素材でできていないって?)なんてことがあったら、他の乗客の方にご迷惑がかかったり、生死に関わる可能性だってありますもんね。

やはりペットは飛行機に乗せない方が、いろいろな意味で安心ですよねぇ。

おまけに外国人は他人のことなんて考慮せず、自分本位な方も多いので(日本人でもいらっしゃいますが)、ペット機内持ち込み可のフライトに乗るのも恐いですよね、何かあった際に。

やっぱり家が1番ですわ(笑)

(けっきょくそこ?)


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