切ない話・やるせない話シリーズ。
スウェーデン人の陸上選手で、長距離ランナーだったエミリア・ブランゲフォールト(ブランジェフォールト)さんが21歳という若さで、11月13日に自ら命を絶ち亡くなったことをスウェーデン陸上競技連盟が、先週の水曜日に発表致しました。
エミリアさん、2022年にタイのチェンマイで開催されたマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権・女子の部で、3位銅メダルを獲得した実績もあり、将来有望だったランナーでした。
今年の世界選手権でも5位に入賞したそうなのですが、その後、心拍数がかなり高い頻脈と診断され、陸上競技をお休みしていたそうなんですね。
(病名が書かれていないので、一般的な意味で「頻脈」と表記しています)

11月4日のエミリアさんのインスタグラムのには、もう20回以上も病院を訪れ、血液検査など様々な検査をしてきたものの検査結果は異常なしで、頻脈や体調不良の原因が突き止められないことを示唆する投稿が。
11月は特に体調がすぐれないようで、起きている時間よりも寝込んでいる時間の方が長いと、その辛い胸の内をインスタにて明かしていたエミリアさん。
エミリアさんのご兄弟の話によると、11月12日にはエミリアさんはメンタルヘルス(精神面)のサポートを受けようと、精神科を訪れたのか、電話相談なのかどうか等は不明ですが、サポートを受けるべく行動を起こしたとのこと。
しかしサポート側の人手不足を理由に、支援を受けることができなかったそうなんですね。
そして翌日の11月13日に、自ら命を絶ってしまったということであります。
切ない…

体調不良って、本当に精神にきますよね。
体調が悪いと精神も病みので、健康でいるということは本当に大事ですよね。
また、スポーツ選手やら体を鍛えるのが大好きなタイプだと、1日ジムに行けないだけでも気分がすぐれなくなるタイプもいらっしゃいます。
特にエミリアさんのようなランナーさんだと、走れない=ランナーズハイも感じれなくなってしまいますもんね。
精神的な落差がかなり大きそうな気がします。
って私、走ったりしないので、恥ずかしながらこの年でランナーズハイ処女(←未経験)なんですど。
たまに渋滞に巻き込まれて遅刻しそうになって、駐車場から仕事まで猛ダッシュすると、気管と肺が破裂しそうになって痛い痛い(涙)
肺が耳から出そうになるくらいキーンッとした痛み、感じたことあります?
(普通ないわ。精密検査受けろって)

エミリアさんの話に戻りまして…
「走れなくなったぐらいで自殺なんて」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、エミリアさんにとって走ることは生きがいというくらい、大切なことだったのかも知れません。
失恋やら金銭問題やら体調不良やら、他人にとっては「小さなこと」でも、本人にとっては死んでしまいたくなるほど悲しかったり、絶望してしまうこともありますもんね。
でもまだ21歳だったエミリアさん。
早すぎる自死がやるせませんな…(涙)
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