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悲劇!心臓発作で亡くなった父の横で餓死の2歳の息子。安否確認を怠った警察の怠慢か。

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悲劇が更なる悲劇を呼んでしまった、やるせない話・切ない話をご紹介する本日。

イギリスはリンカンシャーのスケッグネスに暮らしていたケネスさん(60)。

ケネスさんには持病の心臓疾患があり、ここ数ヶ月は容態が悪いようで、黄疸もかなりひどくなっていたそうなんです。

それもあってか、ソーシャルワーカーさんが毎週ケネスさんの自宅を家庭訪問していたそうです。

しかし1月2日にソーシャルワーカーがケネスさんを訪ねた際、応答がなかったので警察に連絡。

1月4日に再びソーシャルワーカーがケネスさんの自宅を訪ねるも、また応答なし。

再度警察に連絡をしたものの、どうやら警察によるウェルフェアチェック(安否確認)が行われなかった様子。

1月9日に、ケネスさんの家の大家・管理人に連絡を取ったソーシャルワーカーが、合鍵を使ってケネスさんの自宅に入り、倒れているケネスさんを発見。

ケネスさんの横には、2歳になる息子のブロンソンくんがパジャマ姿でうずくまっていたそうな。

ケネスさんとブロンソンくんは駆けつけた救急隊により、その場で死亡が確認されました。

(元々ケネスさんが息子のブロンソンくんと2人暮らしだったのか、たまたま年末から息子を預かっていたのかは謎です。

ブロンソンくんのお母さんのサラさん(43)は、ケネスさんとクリスマス前に喧嘩したと言うことなので、離婚しているのか別居中だったのか等、謎です)

ケネスさんは12月26日に自宅を訪れてくれたご近所さんに、その日にお礼の連絡をしているんですね。

よってケネスさんが目撃されたのは12月26日が最後。

検死の結果、ケネスさんの死因は心臓発作。

一緒に見つかったブロンソンくんの死因は餓死。

つまりお父さんのケネスさんが亡くなってしまったので、独り残された2歳のブロンソンくんは食べ物も飲み物も得ることができず、餓死してしまったと言うわけです。

検死によると、ケネスさんの死亡推定日は12月29日より前の可能性は低いとのことで、年末辺りに亡くなった可能性が高いんですな。

よって1月2日にソーシャルワーカーがケネスさんの自宅を訪れて応答がないので警察に通報した後、もし警察が安否確認(通常連絡を受けてすぐ向かう)で、ケネスさんの自宅に入っていれば、ブロンソンくんはまだ生きていた可能性があるんですね。

1月4日の自宅訪問の際も応答なしでしたが、ソーシャルワーカーさんはクライアントの家に勝手に入ることはできないので、いろいろ手続きなどを踏んで、やっと合鍵を大家ないし管理人さんからゲットできたのが、1月9日になってしまったのかも知れません。

1月4日にも警察には連絡がソーシャルワーカーさんから入ったわけですが、なぜ警察は安否確認をしにケネスさんの家に来なかった、ないしは入らなかったのでしょうか。

目が大きくてとっても可愛いブロンソンくんまで犠牲になってしまって、本当に心が痛い話です。

ちなみにブロンソンくんのお母さんのサラさんも怒り心頭で、なぜかソーシャルワーカーさんに対して怒っていらっしゃるのですが、お母さんも息子ブロンソンくんの様子を聞くために、ケネスさんにまったく連絡など取らなかったのもちょっと不思議ですよね。

ケネスさんとはクリスマス前に喧嘩していたので、険悪な仲だったのかも知れませんが、2歳の息子のことは気にならなかったんですかね?

サラさんには他に2人のお子がいるそうなので、サラさんもいろいろあって大変で、ケネスさんが息子の世話をしているから大丈夫と思ってしまったのかも知れませんし、サラさんが悪いわけではないので責めるつもりも全くございませんが。

ケネスさんも心疾患持ち、更にここ数ヶ月は黄疸がひどくなるほど具合が悪かったのなら、2歳の息子のためにも毎日1回でも、周りの人から安否確認の連絡をもらえるような手配をしていたら、ブロンソンくんの死は防げていた可能性が高く、とても悔やまれます。

(2歳児のお世話なんて、若くて健康な親御さんでも大変だったりしますよね)

悲劇ですが、もう少し警察もきちんと対応してくれていれば、2歳の小さな命は助かったかも知れないと思うと、やるせませんなぁ。


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