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子供向け野良猫殺し大会が中止に in ニュージーランド。

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世界のやるせないニュース

各国のニュースシリーズ。

本日の話題は私含め、猫好きの方には閲読注意かも知れませんので、ご理解のある方のみお読みください。

先々週の月曜日、ニュージーランドはサウスアイランド(南島)カンタベリー地方で開催が予定されていた、野良猫のハンティング大会。

要は、野良猫を狩って殺す数を競う大会です。

なんでもニュージーランドの在来種を守るためのファンドレイジング(寄付・資金調達)を目的とした、毎年行われているコンペティションだそうです。

ちなみに会場はカンタベリーにあるロザハム・スクール(調べたところ、小学校のようです)。

しかし直前の土曜になり、この大会の「子供の部」の中止が発表されました。

子供の部の参加資格は14才未満。

子供の部の一等の賞金はニュージーランドドルで$250、日本円にすると約2万1千円。

大会の主催側は中止理由を「卑劣で不適切なメールの数々が、ロザハム学校や関係者に届いたため」としております。

どうやら動物愛護団体などからのクレームのメールが相次いだようです。

確かにネコは外来種ですし、毎年多くの鳥、爬虫類、カエル、哺乳類などの在来種を捕食する野良猫は、駆除の対象になってしまっても致し方ないのかも知れません。

でも14才以下の子供たちが野良猫を捕まえて殺して、その数を競って、優勝したら2万1千円もらえるという構造そのものに抵抗がある方も多いのでは?

「野良猫=殺すべきもの」という考えが子供の頃から備わってしまうと、ニュージーランド国外でも「あ、野良猫だ。仕留めなければ」と思って行動する人もいるかも知れないですよねぇ。

私は犬・猫・鳥などけっこうなんでも動物が好きな方なので、狩りそのものに抵抗があります。

だからと言ってベジタリアンでもビーガンでもないので、偽善者と言われればそれまでです、ハイ…。

話を本題に戻しまして…。

ニュージーランドの立場にしてみれば、どんどん増え続ける野良猫により、在来種の存在が脅かされたり、生態系が壊れるのを食い止める必要がありますよね。

本来なら野良猫ちゃんたちをハンティングで殺すのではなく、TNR(捕獲し、去勢・避妊手術を受けさせて、元の場所に戻すこと)して数を増やさなくすることが1番です。

でも「じゃお前がやれよ」と言われても私、できませんもんね…(ニュージーランド、行ったことすらない…。←そういう問題じゃない)

「殺される野良ちゃんがかわいそう!」と外野が口を出すのは簡単ですが、じゃあ誰がTNRをやるんだ、TNRの費用は誰が出すんだ、と言われても答えられません…。

難しい問題でやるせないですなぁ。

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