海外ニュースシリーズ
犬にまつわる切ない話シリーズです。
アイルランドのダンガノンで写真家をしているナイジェルさん。
自分の愛犬のゴールデンレトリバーのモリ―のお友達にと、同じくレトリバーのクーパーをアニマルシェルターから引き取りました。
しかしクーパーが脱走してしまい、すぐ後を追ったものの走り去るクーパーを見失ってしまったナイジェルさん。
その後も必死に捜索を続けましたが、すぐには見つけることができませんでした。
と言うのも脱走したクーパー、自分を破棄した前の飼い主の元へ戻ったんです。
前の飼い主の家からナイジェルさんの家までは、距離にして64キロも離れています。
クーパーは27日間もかけ、道路や森の中をさまよいながら、自分の住み慣れた昔の家へ戻ったわけです。
自分のことをシェルターに破棄したのが、前の飼い主ということも知らずに（涙）
切な過ぎて泣けてまうやろ〜っ。
前の飼い主はクーパーが自分たちの元へ戻ってきたとき、どんな風に思ったんでしょうね？
クーパーのお家に帰りたいという気持ちや、長旅の苦労を目の当たりにして、シェルターに持ち込んだことに少しは心がキュッとなったりしたのでしょうか。
それとも「あらやだ、シェルターに置いてきたのに戻って来たの？ここはもうアンタのお家じゃないんだよ？シェルターに帰りなさい」くらいなんでしょうか…。
現在クーパーはナイジェルさんのお家（新しいお家）に戻り27日間も迷子だったためガリガリに痩せていたそうですが、今は少しづつご飯を食べるようになってきているそうです。
ワンちゃんやニャンコたちは、自分がなぜシェルターに持ち込まれたのかや捨てられたのかなんて、分かりませんもんね（涙）
そんな自分たちにセカンドチャンスをくれて迎え入れてくれた新しい家族やお家に、どんな幸せな生活が待っているかなんて知る由もありません。
新しいお家や家族がどんなに優しくても、個体の性格によっては慣れるまでに時間を要したり、怯えてしまうケースもあります。
そんな状況だと、安全と分かっている住み慣れた場所や家族の元に戻りたいという一心だけで、脱走してしまう犬・猫もいるんですね。
（↑ハピオの保護主さんの家は我が家から、フリーウェイで96キロ離れた場所にあります）
とにかくクーパーは新しいお家、ナイジェルさんの元に戻ってご飯も徐々に食べれるようになったということなので、先住犬のモーリーとも仲良くなって、幸せになってもらいたいですな。
長旅、お疲れちゃーん。
事故などに遭わずに、無事で本当に良かったです。
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