痩せたい海外セレブたちの間で人気の糖尿病治療薬、セマグルチド（オゼンピック、ウゴービ）の錠剤版「アミクレチン」が、臨床試験で2倍早く痩せる効果が出ているらしい…と言う話題。
さてデンマークの製薬会社ノボノルディスクが製造している「オゼンピック」と「ウゴービ」。
2型糖尿病治療薬のセマグルチドの商標名が、オゼンピックとウゴービです。
2022年辺りからTikTokのインフルエンサーや一般人の方々が「痩せる」と動画で報告しまくり、爆発的な人気に。
しかしダイエット目的で使う人が増えたことで、オゼンピックとウゴービが品薄になり、本当に薬を必要としている2型糖尿病患者さんたちが困っている、と言う話は以前の記事でも紹介しました。
海外セレブの間でも使用者が多いのですが（使用を認めるセレブは少ないのですが、見れば一発で「あー、オゼンピックで痩せたんだな」と分かりますね）、難点はオゼンピックとウゴービは皮下注射タイプと言うこと。
つまり自分で注射しないといけない薬（元々が2型糖尿病治療薬ですから…）。
よって製造元のノボノルディスク社が、錠剤タイプ「アミクレチン」の開発を急いでいたわけです。
そして先週、アミクレチンの臨床試験の結果が発表されました。
結果は、錠剤タイプのアミクレチンを12週間使用した被検者グループは、元の体重の13％減量に成功。
これは、皮下注射タイプのウゴービを12週間使用した被検者グループでは6％の減量だったので、アミクレチンの方が約2倍速く体重が減ったと言うことになります。
ノボノルディスク社はこの結果に大変満足で、来年2025年には錠剤タイプを商品化できると意気込んでいるようです。
錠剤タイプとなれば、ますます減量目的で使用する人が増えるでしょうし、セマグルチド（オゼンピックとウゴービ）にももちろん副作用があるので、若い女性（小学生や中学生など特に）まで手軽に使いだしたら、健康被害などが不安ですよね…。
それにしても、オゼンピックとウゴービのおかげで、株価が高騰しまくりのノボノルディスク社。
企業価値は今や5,000憶ドル（約74兆円超え！）と言われ、テスラやVisaを上回る勢い。
こんなことになる前にノボノルディスク社の株でも買っておけば、私も今頃は億万長者だったはず…（←短絡的な考え）
株で大儲けして、保護猫・保護犬のサンクチュアリを作れていたはず…（←夢のまた夢）
でも本来の目的とは別の用途の痩せ薬で、人々の健康を顧みずに金儲けに走る企業の株を買う気には、どーしてもなれない損なタイプですわ。
株を買うなら（買ったことない）、その企業のことも好きでいたいじゃないですか。
ってこういう考えだから、いつまでたっても億万長者になれないのだな…。
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