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セレブも極秘でダイエットに使用?2型糖尿病治療薬オゼンピックを使用すべきでない理由。

Celebrity News

『猫と海外セレブと医療従事者』シリーズ。

海外セレブネタ&医療ネタを医療従事者の飼い主が、元保護猫ハッピーの写真でお伝えする回。

本日のお題は『Ozempic/オゼンピック』。

去年あたりからTikTokで「ダイエットにめちゃくちゃ効果がある」と、たくさんのハッシュタグを付けられ大流行しているオゼンピック。

元々は2型糖尿病の治療薬で、正式名はセマグルチド(オゼンピックは商標名です)、飲み薬ではなく自分で皮下注射するタイプの処方箋薬です。

海外では極秘にダイエット薬として使用しているセレブたちがたくさんいる、とまことしやかに噂になっておりまして…

キム・カーダシアンが去年のMETガラで、マリリン・モンローのドレスの実物を着用して話題になっておりましたが、あのマリリンのドレスを着るために、キム・カーダシアンがオゼンピックを使用して激やせした、という噂もありました。

もちろん事実関係は不明ですし、キム本人は「健康的な食生活とサウナ、1日2回のジョギングで痩せた」と主張しており、オゼンピックの名前すら出したことがありません。

妹のクロエ・カーダシアンにおいては先週、オゼンピック使用疑惑を否定しておりましたけれども、クロエも一気に激痩せしましたよね…。

カーダシアン家の姉妹のような元々が華奢ではない家系(しかも出産経験あり&加齢)の女性に、日々のダイエットやエクササイズだけであそこまで痩せたと言われても、ダイエット経験のある女性ならみんな「嘘だーw」って思いますよね(笑)

ちなみに、オゼンピックを使うとなぜ痩せるのかを簡単に説明すると、オゼンピックによりインスリンの分泌が促され、血糖値の上昇が抑えられるんですね。

食欲を抑制する作用もあるので、要は食べたいと思わない・食べなくても平気、みたいな状態になり結果痩せるというカラクリです。

要は例えが悪いですが、メタンフェタミン(覚せい剤)で痩せる方法とあまり変わりがないという(笑)

メカニズムは違いますけれども、食欲が抑えられて、食べたくなくなるので結果痩せるという意味では似たようなモンですな…。

手軽に痩せれる薬、と言ってもオゼンピックは処方箋薬なのですが、2型糖尿病や、きちんとした理由があって体重を落とさないといけない患者さん(例えば関節炎がひどい肥満の患者さんなど)の治療以外の目的で処方する医師などがいるんですね。

(そのような処方自体はモラル的に間違っていますが、違法ではありません)

なので手軽に痩せれる合法の薬を使って何が悪い!と思われるかも分かりませんが、糖尿病や肥満に苦しむ患者さん以外の人たちが「楽して簡単に痩せられる薬」と乱用しているので、各国でオゼンピックが品薄・入手困難になってしまっていて、本当に必要な患者さんたちに渡らない状況になってしまっております。

例えばハッピーの居住国の場合、今年3月ないしは4月まで(糖尿病の患者さんたちが)オゼンピックの入荷待ちだそうです。

(もちろん2型糖尿病治療薬はオゼンピック以外にもありますが、人によっては合う合わないもありますし)

ちなみに薬なんでオゼンピックにも副作用がありまして、例えば下痢・便秘、嘔吐、めまい、胃痛・腹痛などから、重い場合は低血糖、膵炎、網膜炎、腎不全などなど。

流行りに乗ってオゼンピックに手を出すのは、ちょっと待ったー!です。

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