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がん患者の増加と新型コロナウイルス(COVID-19)の関連性の最新研究報告

コロナと医療従事者

近年増加しているがん診断と新型コロナウイルスの関連性について、腫瘍内科医が新たな見解を発表、というニュース。

まだあったのか、このシリーズ!ということで、お久しぶりの『新型コロナウイルスと医療従事者』シリーズ。

日本の芸能界でも近年、がんで亡くなる芸能人の方のニュースを良く目にしますよね。

気のせいなのでしょうか。

巷では、新型コロナウイルスやコロナワクチンの後、がんと診断される患者さんが増えているのではないか…と懸念が広まっております。

医師たちの間でも、コロナパンデミックの後、比較的健康的な若い人たちの間で、がんが増えているという認識があるようです。

ただし、1990年からコロナ発生の2019年までの間、がん患者はずっと増え続けているので、コロナ云々の問題ではなく、生活習慣や食生活の変化が原因なのではないかと述べる医師たちも多くいるわけです。

本日は免疫学者で腫瘍内科医のDr. カスラ・ジャハンカーニ(と言う読み方で合っているのか不安…。アラビア語なので、間違っていたらすみません)らが共同で、去年発表した研究報告を簡潔にご紹介。

ドクター・カスラは「様々な物議を醸している」と断りを入れた上で、新型コロナウイルス感染が腫瘍に影響を及ぼす、と述べているんですな。

ドクターは、新型コロナウイルス(ウイルスそのもの)が通常、炎症を引き起こすことを防いだり、炎症を体内へ拡散することを防ぐ働きのある遺伝子たちを変異させると述べ、この遺伝子の変異と免疫力の低下が、様々な臓器のがんに繋がっているのではないか、と研究報告でまとめております。

ウイルスと腫瘍(がん)の関連性というのは、もう大分昔から言われていることで、何も珍しいものではありません。

例えばHPV(ヒトパピローマウイルス)などが代表的なもので、性行為経験のある女性の半数以上が、障害で1度は感染すると言われている一般的なウイルスですが、 子宮頸がんや膣がん、肛門がん、などを引き起こす要因でもあります。

HPVの場合ウイルスそのものが、(ウイルスの)DNAを人体の細胞に注入すると考えられており(ホラー)、それにより人ががんを発症するとされておりますよね。

なのでコロナウイルスそのものに、がんを引き起こす何かがあっても、別に不思議でもなんでもないですな。

がんは早期発見、早期治療がカギですので、不安な方は検査をしたり、定期検診を面倒くさがらずに受けることをおすすめします。

定期検診などを全くしていない私が言うなって話ですが(笑)

病院とか検診とか面倒くさいなーと思うのは、おそらく医療従事者あるあるかも?

なんなら健康診断すら、100年くらい受けておりません…。

(欧米では、勤め先の健康診断なんてものもないので)

うちも実の父親ががんで若くして亡くなっているので、私も検診くらい受けねば…と思うのですが、思うだけで終わるタイプです(笑)

って笑っている場合か、医療従事者として…。


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