アメリカで相次いで起きた、12歳の少女と10歳の少年がイジメを苦に自死してしまった、とても悲しいニュース。
読んだ後に気分がどんよりする「やるせない話」シリーズ。
5月7日に自ら命を絶ったラスベガス在住の12歳の少女、フローラちゃん。
お葬式が先週木曜日に行われ、お母さんのアリスさんのインタビューがニュースになっていたのでご紹介です。
(フローラちゃんはミドルスクール(日本で言う中学校)在住でしたが、学年だと6年生表記でしたので、この記事のタイトルは「小学生」としてご紹介しました)
ご両親いわく、ミドルスクール(アメリカでは11歳から)に入ってすぐに、同級生たちからのイジメを受け始めたというフローラちゃん。
フローラちゃんのイジメが始まった際に、ご両親は2週間ほど学校を休ませたそうですが、学校に戻るとまたすぐにイジメが始まり、その内容は学校を休む前よりもひどくなっていたと言います。
お母さんもフローラちゃんも、何度も教頭先生に相談するも、なんの対処もされないままイジメは続きます。
そして去年の10月、通っていた学校に転校希望届を退出したフローラちゃんとご両親ですが、なぜか学校側は転校届を許可せず。
(学校のあった地区の教育委員会が取材に応えていないので、なぜ転校届を却下したのかの理由が、現時点で不明です)
結果、転校届が受理されずにイジメを受け続けたフローラちゃんが、今月5月7日に命を絶ってしまったという最悪の結果に。
アイスクリームとシーフードが好きで、芸術的な才能があったと言うフローラちゃん。
早すぎる死と、わずか12歳にして自死を選択しなければならないまで苦しんだイジメ被害と精神状態を思うと、本当に気の毒でなりません。
しかも!もし学校が転校を許可していたら、新しい学校ではイジメられなかった可能性だってありますし、そうすればフローラちゃんは死を選ばずに済んだ可能性も。
やるせませんなぁ(涙)
ちなみにアメリカでは、このフローラちゃんのニュースの前の3月にも、10歳の少年がイジメを苦に自殺をすると言うニュースがありました。
インディアナ州在住だった、小学校4年生のサミーくん(10)。
サミーくんへの同級生からのイジメが始まったのは去年。
サミーくん、すごく笑顔が可愛いくて愛嬌のあるお顔なのですが(将来はイケメン間違いなし)、イジメは当初、サミーくんのメガネと歯などの容姿をからかうものから始まったと語るご両親。
しかしイジメは徐々に肉体的なものや、スナップチャットなどのオンラインの陰湿なイジメへとエスカレート。
スクールバスの中で、袋叩きにあい殴る蹴るの暴行を受けたこともあったと言うサミーくん。
(バスの運転手や、他の生徒たちは止めに入ったりしなかったのでしょうか?)
学校に20回以上も相談したというサミーくんのご両親ですが、こちらもまた、学校側からの対応は皆無だったと言います。
そして今年3月5日に、自ら命を絶ってしまったサミーくんであります。
まだ小学校4年生だったのに(涙)
イジメは、本人に非がなくても誰でも被害者になる可能性がありますし、子供の頃は学校や友達という世界が全てだったりするので、そこでイジメなどが起きるともう逃げ場がないですし、この世の終わりのように感じてしまいますよね。
なんと言葉をかけて良いのか分かりませんが、フローラちゃんとサミーくんのご冥福をお祈りいたします。
どんより(涙)
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