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遂に逮捕! 2パック殺人容疑でキーフ・Dを逮捕。未解決事件27年目。バンダナの色の秘密

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25歳の若さで銃殺されたヒップホップ界のレジェンド、2Pac(本名トゥパック・アマル・シャクール)。

昨日の金曜日、容疑者のうちの1人と、長年に渡り噂されていた「キーフ・D」ことドウェイン・デイビス(60)が逮捕されたとニュースになっております。

キーフ・Dはカリフォルニアのコンプトンを拠点とする『コンプトン・クリップス』というギャング組織の、『サウス・サイド・コンプトン・クリップス』支部のギャング・リーダーだった人物です。

(逮捕当時リーダーだったのかは謎)

(注:↑バンダナの絵を描いただけ)

事件が起きたのは1996年のラスベガス。

マイク・タイソンのボクシング試合を観戦後に、走行中の車から銃で狙撃され亡くなった2パック。

殺害の背景にあったのは、90年代のHip Hop東西抗争でした。

余談ですが、2パックは生前、よくバンダナを頭に巻いておりました(キャップの時もありましたが)。

当時のヒップホップ・ファッション、ギャング・ファッションだったりもしたわけですが、赤や青のバンダナを良く身につけておりました(白や黒など他の色の時ももちろんあり)。

ちなみに南カリフォルニアのギャング組織のクリップス(Crips)とブラッズ(Bloods)、それぞれのチームカラーが、クリップスは青、ブラッズが赤なんですね。

2パックはクリップス(青)とつるむ時には敢えて赤のバンダナ、ブラッズ(赤)とつるむ時には敢えて青のバンダナと、逆のチーム(ギャング)カラーを身につけていました。

これはクリップスと一緒にいるところをブラッズに見られても、ブラッズに「2パックはクリップス派なんだ」と思われないように、

逆にブラッズと一緒にいるところをクリップスに見られても、クリップスに「2パックはブラッズ派なのか」と思われないようにするために、敢えて逆のギャングカラーを身につけていたと言われております。

以上、元南カリフォルニア在住の私のトリビア(2へぇ相当←低っ)でした…

本題に話を戻し…

今回、2Pacの殺人容疑で逮捕されたキーフ・Dは長年に渡り、「Tupacを殺したのはオレだ」と自慢げに吹聴していました。

ポッドキャストなどでも堂々と語っていたので、なぜ逮捕に27年もかかったのか謎でございます。

ギャング組織とズブズブの関係の一部警察だったり、大人の事情だったりがあるのかも知れません。

2Pacの兄(母親違いの兄、異母兄弟)であるモプリーム・シャクールが、今回のキーフ・Dの逮捕について、CNNのインタビューに以下のように語っておりました。

「俺たち家族は何十年にも渡り、弟が殺されたことや犯人が捕まらないことの苦痛を味わってきた。

自分が犯人だと言いふらしていたキーフ・Dの事も、警察はずっとマークしていた。

だからなぜ今になって逮捕なんだ?と聞きたい。

キーフ・Dの逮捕で終わりというわけではない。

なぜ逮捕に27年間もかかったのか、キーフ・Dの他に共犯者がいるのか、それを知りたいんだ」

おっしゃる通りでございます。

キーフ・Dが殺人容疑で逮捕されたことは本当に良かったのですが、27年は年月がかかり過ぎですよね。

キーフも60歳ですから、逮捕までの27年間、楽しいことや美味しい思いも沢山してきたことでしょう。

一方、殺された2パックは25歳でしたもんね。

まだまだやりたいことも沢山あっただろうに、やるせない話ですな…。


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