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猫と悲しいニュース。幼子3人を絞殺後に自殺を図り下半身不随になった看護師リンジー・クランシー。裁判は産後鬱の有無が焦点か

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猫と切ないニュース』シリーズ 

写真は空気が読めない元保護猫ハッピーです。

今年1月24日に米ミシガン州で起きた悲しい事件。

その裁判の一部が週末に報道されておりました。

ご存知ない方のために内容を簡単にまとめると…

今年1月24日、看護師だったリンジー・クランシーさん(32)が、自宅で働いていた夫のパトリックさんに子供用の下剤と夕食のテイクアウトのピックアップを頼みます。

そしてパトリックさんが留守の間に、夫婦の3人の子供たちをワークアウトバンド(エクササイズ用の)で首を絞めて殺害。

リンジー本人も手首と首を複数回切り、2階にある寝室の窓から飛び降り自殺を図るも一命はとりとめ、下半身不随の大けがを負った事件。

お子さんたちは5歳のコーラちゃん、3歳のドーソンくん、そして生後8ヵ月のコランくんとみんな幼いんですね。

もちろん発見者はピックアップから帰ってきた夫のパトリックさん。

妻と子供たちの声がせず、家が静まり返っていたので妻のスマホを鳴らすも返事がなし。

2階に上がり鍵のかかっていた寝室をなんとかこじ開けると、床に血痕が。

窓が開いていたので急いで外に行き、怪我をして倒れている妻を発見して911通報。

911のオペレーターとの通話には「子供たちはどこ?」と妻リンジーに聞くパトリックさんの声と、「地下室」と答えるリンジーの声が。

その後地下室に大急ぎで向かい、それぞれ首にワークアウトバンドが巻き付いた3人の子供たちを発見した際のパトリックさんの悲痛な叫び声、自分が911のオペレーターだったら一生忘れることができないくらいのトラウマになります。

子供たちはすぐに病院に運ばれたものの、上の子2人は搬送先の病院で死亡が確認され、1番下の子は3日後に搬送先の病院で亡くなりました。

先々週に殺人、暴行、刺殺などの罪で起訴されたリンジーは下半身不随&入院中のため、病院のベッドからビデオコールにて裁判に出席。

弁護側はリンジーが精神疾患を患っていたとし、産後うつ病ないしは産後精神病だったと主張。

夫のパトリックさんも妻が産後鬱だったと話しております。

検察側は、リンジーが子供たちの殺害前に、薬屋やテイクアウトのお店までの移動時間を調べていたとし、夫にピックアップをお願いするにあたり、夫が留守にする時間=子供たちを殺害する時間が自分にどれだけあるかを調べていた、つまり計画的だったと主張。

加えて、事件前に産後うつ病や産後精神病の診断を受けていなかったと主張しております。

次回の裁判は5月2日の予定です。

リンジーさんは美人さんでして、旦那さんは優しそうな感じの方で、3人の子供たちも可愛くて、絵に描いたような幸せな家族にしか見えないのですが、こんな悲惨な結末になってしまって言葉が見つかりませんな。

本当に産後うつや産後精神病などの精神疾患を患っていたのなら、リンジーさん本人も気の毒&責められないですし、なんともやるせない切ない気持ちになります。

凄いなと思ったのが、夫パトリックさんは事件からわずか4日後に「妻を許します」とおっしゃっていまして、そりゃ自分も配偶者が精神病等で自分の愛する人を殺めてしまっても、許したいと思うと思いますが、そんなすぐに許したりできるかな…とか色々考えてしまいました。

産後うつ病や育児ノイローゼなどに悩んでいると、一人で思いつめてしまうことも多いかと思いますが、なんとか周りや医療機関に助けを求めて欲しいですな…

って言うのは簡単ですけれども、実際は難しいですよね。

医療従事者の自分ですら、滅多なことでは病院に行かないですし(心身問わずこんなことぐらいで医療従事者が病院に行ったら笑われるとか、迷惑をかけたくないみたいな変な考えがあり)、一般の方でも「病院に行くほどのことではない…」と放置してしまう方もいらっしゃるかと。

難しい問題ですな…


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