『猫と海外ニュース』シリーズ
本文の内容と全く関係のない写真(←え)は、元保護猫ハッピーです。
本日は児童虐待事件の話なので、苦手な方はまた明日お越し下さいませ。
日本のニュースでも近年よく、子供の虐待やら虐待死の事件を目にしますよね。
虐待そのものが増えているのか、明るみになりニュースになることが増えているのか分かりませんが、そんな時に良く目にするのが「日本は刑が軽すぎる」という論議。
日本は死刑制度がありますが、虐待だったりストーカー事件の場合、確かに刑が軽い印象がありますよね。
とはいえ、海外だったら厳しいということも一概に言えないのですが、今回はかなり厳しい(というか妥当)判決が金曜日に出たアメリカのケースをご紹介します。
事件そのものは2017年の7月6日までさかのぼります。
オレゴン州オグデンのミラー・コステロ(現30歳)とブレンダ・エミール(現28歳)の自宅から、「子供が意識不明で息もしていない」と通報を受けてかけつけた警察。
発見されたのはミラーとブレンダの3歳の娘、アンジェリーナちゃんの死後数時間経過していると思われる遺体でした。
栄養失調でやせ細っていたアンジェリーナちゃんの手足、顔、頭、首には、たくさんの火傷の跡、アザ、裂傷があり、まるでホロコーストの犠牲者のようだったと警察の報告書にあります。
逮捕された両親のスマホ・携帯電話には、2016年からのアンジェリーナちゃんに対する数々の虐待を収めたビデオ、写真やメッセージが。
食事を与えずに、食べ物を使ってアンジェリーナちゃんを挑発したりあざ笑う両親も写っており(←鬼畜やん)、徐々に餓死していったアンジェリーナちゃん。
死因は虐待による重度の負傷傷と栄養失調とのことであります。
さらに、アンジェリーナちゃんの2人の兄弟ないし姉妹(性別は未公開なので)も虐待に加担することを両親から強要されており、虐待を手伝うとご褒美をもらえていたとのこと。
そして両親から「警察には本当のことをしゃべるな。喋ったらお前たちも同じ目にあうぞ」と言われていた兄弟(ないしは姉妹)。
アンジェリーナちゃん以外のお子たちも、両親から恐怖による支配を受けていた被害者ですよね。
両親であるミラーとブレンダはアンジェリーナちゃんの殺人を認めており、この金曜日に裁判官により、仮釈放なしの無期懲役が言い渡されました。
妥当な厳罰が下ったケースです。
アンジェリーナちゃんのご冥福をお祈りいたします。
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