海外セレブニュース・シリーズ。
5月24日にスイスの自宅（豪邸）で亡くなった「ロックの女王」ことティナ・ターナー（享年83才）。
絶大な歌唱力・声量と、パワフルなパフォーマンスで世界中を魅了したティナ・ターナーですが、かなり長期に渡り、健康面では苦労されてきました。
1978年に高血圧と診断され、1985年から降圧剤を毎日服用。
ティナ・ターナー本人も、高血圧と降圧剤が体に与え続ける影響で、高音が出なくなったり、納得のいくパフォーマンスができなくなった一因であると、後に語っておりました。
やがて腎不全と診断されたティナ・ターナーですが、2009年には脳卒中を起こします。
腎臓病も悪化の一途をたどり、腎臓の機能が5％までに下がってからは透析を受け、腎臓移植を受けることに。
2017年に腎臓移植の手術を受けたティナ・ターナーですが、ティナに腎臓を提供したのが、2013年に結婚した夫のアーウィン・バックでした。
腎臓移植の前年の2016年には、腸のガンと診断され、手術も受けていたティナ・ターナー。
苦労したのは身体の健康面だけでなく、メンタル・ヘルスの面でも。
ティナ・ターナーの最初の夫であるアイク・ターナーとの結婚生活ではDVを受け、それによるPTSD（心的外傷後ストレス障害）を患い自殺を考えたことも、ティナ本人が語っておりました。
健康面で様々な苦労があり、長きに渡り闘病生活を続けてきたティナ・ターナーですが、死因は自然死、つまり老衰と発表されております。
そんなティナ・ターナーの死を悲しみ、角界のセレブたちが次々と追悼メッセージをあげているので、和訳させていただき（直訳ではなく、意味をくみ取り私なりに訳しました）、一部をご紹介させていただきます。
ロック界からはミック・ジャガー。
「私の友人であるティナ・ターナーの死に非常に悲しんでいます。ティナは本当にとても才能のあるパフォーマーであり、シンガーでした。私が若い頃、いろいろと助けてもらいました。彼女のことは決して忘れません」
エルトン・ジョン
「ティナ・ターナーは誰も敵うことがことができない、もっともエキサイティングで衝撃的な世界的パフォーマーのうちの1人でした」
政界からはバラク・オバマ前大統領
「ティナ・ターナーはとてもパワフルで、誰にも止めることができない、どこをとってもありのままのティナでした」
ジョー・バイデン大統領
「ティナ・ターナーはアメリカの音楽の歴史を変えた、一世一代の才能でした」
なんとNASAまで下記のツィート。
「レジェンド・ティナ・ターナーはロックの女王として、ステージを超え、何百万人もの人々の心にきらめきを与えました。彼女の功績は星々と共に、永遠と輝き続けることでしょう」
粋なツイートやーん。
最後は、1993年のティナ・ターナーの自伝を映画化した『TINA ティナ』（原題: What’s Love Got to Do with It）でティナを演じた女優のアンジェラ・バセットのインスタグラムでの追悼メッセージ。
「ティナ・ターナーは恐怖に怯えながら生きている人々に、愛と思いやりと自由に満ちた未来がどうあるべきか、ということを見せてくれました。
ティナからの私、私だけへの最後の言葉は『あなたは私を真似て演じたわけではない。あなたの魂の奥深くに眠る内なるティナを見つけ、それを世界に披露したのよ』でした」
ロックの女王のご冥福をお祈りいたします。
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