『猫がお届けする国外ニュース』シリーズ。
今回のニュースはまたも犬ですが、画像は元保護猫ハッピーです。
先週火曜日のオーストラリア、ニューサウスウェールズ州。
仮住まいとして家族で滞在していたモーテルで、2匹のロットワイラーに襲われて亡くなった2才の男児ジェイドンくん。
(流行りのちょっと変わったスペル(日本で言うキラキラネーム的な)のお名前なので確かではありませんが、おそらくジェイドンくんとお読みするのではないかと…)
警察によると、この2匹のワンコたちはこのモーテルのオーナーの飼い犬で、事件発生時も放し飼いではなく庭に繋がれていたと言います。
ただしセキュリティカメラなどがないことから、どのような状況で2才児が2匹のワンコたちに襲われてしまったのかは判明していません。
近所の人の証言によると、事故が起こる前、1匹のワンコと遊んでいたジェイドン君を見たということでありますが。
顔や首に重傷を負ったジェイドン君は、搬送先の病院で死亡が確認されました。
2匹のワンコたちは確保され、殺処分されております。
犬に襲われ重傷を負ったり命を落とす事件が多発しているオーストラリア。
ドッグトレーナーで行動学者のジョン・ガット氏が、犬に襲われた時に決してやってはいけない3つのNG行動を紹介してくれていました。
1 決して走らない
走る行為が犬の追跡本能=逃げる獲物を追うという習性のスイッチを入れてしまうので、決して走ってはいけない。
2 叫ばない・悲鳴を上げない
叫び声をあげるものを獲物と認識する犬は、悲鳴を聞くと獲物を追う習性なので、叫び声を上げない。
3 知らない犬を触らない
これはもう基本中の基本ですよね。フレンドリーそうに見えても、知らない犬には決して触らないということです。
実際襲われた時に、1と2をしないというのは難しそうですな。
パニックになったら人は悲鳴を上げますし、逃げたくなって走ってしまいますが、この2つが事態を余計に悪化させてしまうとのこと。
そしてもし攻撃的だったり、闘争心むき出しの状態のワンコと出会ってしまったら、まっすぐに立って、両腕を胸の前でクロスし、空を見上げるポーズを推奨しているジョン・ガット氏。
腕を胸の前でクロスするのは、犬にとっては「突発的な動きをしない」という合図になるそうです。
(よって犬の警戒心や攻撃性が少し和らぐという意味かと)
小さいお子さんには3つのNG行動や、護身のポーズは難しいかも知れませんが、助けに入った大人が一緒になってキャーキャーわめいてしまうと事態が悪化する可能性もありますし、ワンコに襲われるのは子供だけとは限りませんので、覚えておくとよいですよね。
小学生くらいのお子さんだったら、3つのNG行動も覚えておけるかもしれません。
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