『切ない話』シリーズ。
米ヒューストン在住のマイケルさん(35)。
キャットシッター及び便利屋さん(家周り・水まわりetcの修理などをするお仕事)をされている男性なのですが、ある日突然悲劇が襲います。
6月19日にお母さんのお見舞いにサン・アントニオにある病院を訪れた所、マイケルさんが体調を崩してそのままICUに運び込まれます。
診断結果は敗血症と臓器不全で、マイケルさんの家族は「助からないかもしれないので覚悟をしておいてください」と宣告を受けます。
何とか命を取り留めたマイケルさんですが、両手を切断、両足は全てではないもの両つま先を部分的に切断するかなりの重症です。
病床でのマイケルさんの写真も元記事にありましたが、両手・両足を包帯でグルグル巻きにされていて本当に痛々しい(涙)
しかもマイケルさん、健康保険に入っていなかった…‼
(ギャーッ)
他人事なのにヒザから崩れ落ちたわ。
アメリカには日本のような国民保険制度がないので、個人で民間の保険会社の健康保険に加入するか、職場の団体保険に加入するかしかないのですが、マイケルさんは便利屋さんと言う生業なので、恐らくフリーランスと言うかフリーターみたいなものなので、団体保険もないんですな…。
そして健康保険に入っていないと言うことは、医療費が自腹…
ICUでこんな大掛かりな手術を複数回受け、入院したとなると医療費が膨大になっているはず… orz
マイケルさーん!(涙)
も~っ気の毒すぎて絶句です…
ちなみにマイケルさんや家族は最初「風邪かな。寝たら治るだろ」くらい思っていたそうなので、容態が悪化したのが、お見舞いに行ったお母さんの入院先の病院でなければ、そのまま自宅で敗血症で亡くなっていた可能性がかなり高いです。
九死に一生を得ましたな、容態が悪化したのが病院でそのままICUに運ばれて助かったなんて。
(両手は失ってしまったし、医療費が膨大でお先真っ暗かも知れませんが。涙)
ちなみにマイケルさんが陥った敗血症、マイケルさんの場合はたった1匹のノミに刺されたことで感染したチフスが原因とのこと。
ノミってちっこいくせに、たった1匹でも破壊力がハンパないですな(驚)
なんでもアメリカ西海岸(しかもロサンジェルス、ロングビーチ、パサデナの3都市だけ)で、人がノミに刺されて感染するチフスがここ数年、かなり流行っているという統計が出ております。
このノミは野良猫や野良ネズミ(のらねずみって日本語あります?)に潜んでいて、特にホームレスの方々の間でノミ経由のチフスが多発しているとのこと。
今回のニュースで、野良猫ちゃんを忌み嫌う人たちが更に増えないことを願います。
保護猫救助の活動やらTNRをして下さっている方も、気をつけるに越したことはありませんが、本件のノミはアメリカ西海岸をメインに生息するノミだそうなので(マイケルさん、テキサス在住だけど!)、「野良猫のノミに刺されたらチフスになって、敗血症になって手足切断になるかも!」などと過剰に怖がる必要はないそうです。
ほな紛らわしいニュースを記事にすな!と怒られそうですが、こういうこともあるのだなぁと言うことでご紹介しました…
ちなみに私が子供の頃に実家で飼っていた猫に、ノミを発見することが極たまにですがありました。
(そんな暴露いらない)
祖父母に「ノミは指で潰しても死なないから爪で潰しんしゃい」と教わり、見つけた際は爪でプチっとやっておりました。
ノミ除けの薬は使っていたのですが、そういう時代だったんですかね?
ご近所さんにも猫を飼っているお家が多くて、避妊・去勢は既に当たりまえでしたが、都内ですがどのお宅でも、まだ飼い猫がニョロッと外に散歩に行くような時代でしたわ。
今じゃ考えられませんな、家猫のノミもや外出自由なんて(笑)
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