スポンサーリンク

停学がバレた娘が母親殺害。統合失調症の責任能力が裁判の争点→終身刑判決に。

News

親から子共への虐待のニュースが多い昨今。

しかし今回は逆のケースで、子供が親を惨殺した事件のご紹介。

事件が起きたのは2020年3月のオハイオ。

裁判の判決と刑期の確定が先月9月28日に行われたので、再びニュースになっていたのでご紹介です。

(写真は相変わらず不謹慎です…)

マウント・ユニオン大学に通っていた当時19歳のシドニー・パウエル(現在23歳)は、母親のブレンダさん(50)を鉄のフライパンで殴打。

その後ブレンダさんの首をキッチンナイフ(包丁)で30回刺して殺害した殺人容疑に問われていました。

ちなみに娘シドニーが母親のブレンダさんを襲った時、ブレンダさんは娘の通う大学からの電話に応えていたところ。

娘シドニーが大学を停学になったことについて、大学から電話で報告を受けていた最中でした。

電話中にゴツンと言う大きな音と、ブレンダさんの叫び声を聞いた電話相手の大学職員が警察に通報。

駆けつけた警察に対し、娘シドニーは当初、家に押し入った強盗が母を襲ったと嘘をつきました。

その後はシドニーの弁護団は、シドニーの統合失調症の精神障害の発作を理由に責任能力がないと、無罪を主張しておりました。

実際に、シドニーには統合失調症と診断されていたのですが、検察側はシドニーが母親を襲った犯行当時、統合失調症の発作は起きていなかったこと、また強盗のせいにしようとしたり、凶器を鉄のフライパンから包丁に変えて、30回も首を刺すなどしたシドニーに、強い殺意と責任能力があったことを主張。

先日の9月28日に、娘シドニーに殺人罪での有罪、そして終身刑の判決が下されました。

母親のブレンダさんは小児病院の血液腫瘍内科で、チャイルド・ライフ・スペシャリストとして28年間も働いていた女性。

(チャイルド・ライフ・スペシャリストと言うのは、子供たちが病気や治療と向き合う上で、ストレスの軽減を支援するための心理社会的サポートやケアを提供する専門職です)

ブレンダさんのお写真を見る限り、教育ママのような厳しいタイプには見えず、温かい感じの女性に見えますし、裁判でもブレンダさんの夫でシドニーの父親が、母娘はとても仲が良かったとも証言しておりました。

仲が良く見える親子でも実際は色々あったりもしますが、大学を停学になったことがバレたくらいで殺害に及んでしまう心理がやるせないですな…。

滋賀の医学部9浪の娘が母親を殺害した事件くらいのモンスターペアレントだったり、教育虐待があったのなら同情してしまうのですが、今回の事件はそういう感じではなさそうな…。


あわせて読みたい↓

コメント