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マシュー・ペリーのケタミンのオーバードース死で医師、日系秘書、売人等5人逮捕。入手方法

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『フレンズ』でお馴染みの俳優マシュー・ペリーの薬物過剰摂取死をめぐり、医師、個人秘書、ドラッグディーラーなどの5人が逮捕された&ケタミン入手経緯をお伝えするハリウッド芸能ニュース。

海外ドラマ『フレンズ』のチャンドラー・ビング役で一世を風靡したマシュー・ペリー(54)。

そんなマシューが昨年2023年の10月28日に、LAの自宅ジャグジーで意識不明の状態で発見され、その後死亡が確認されました。

当初は溺死の可能性が高いという報道でしたが、検死の結果、ケタミンのOD(オーバードース、過剰摂取)だったことが判明いたしました。

ケタミンについてはこちらの記事をご参照くだされ。

マシュー・ペリーは生前、自身のドラッグ&アルコール依存症との闘いを公表しており、2022年に出版した回顧録はベストセラーに。

よって、同じように薬物依存と闘っている方達に勇気を与えてきたわけですが、現実はマシューは薬物依存を再発していた上に、それを隠していたことで世間を欺いてきたと捉えられ、と亡くなった後に非難する方々も多くいました。

そんなマシュー・ペリーの死を巡り、5人の関係者が逮捕され、先週大きなニュースになっておりました。

(今日の写真はネトフリにあった『フレンズ』をバックに撮りました)

逮捕されたのは、マシュー・ペリーの住み込みの元アシスタント(個人秘書的な)のケネス・イワマサ(59)、エリック・フレミング(54)、2人の医師マーク・チャヴェス(54)とサルヴァドール・プラセンシア(プラセンチア、42)。

そしてドラッグ・ディーラー(薬の売人)のジャスヴィーン・サンガ(41)の5人。

住込みのアシスタントのイワマサ氏は日系アメリカ人のようです。

マシュー・ペリーに仕えて20年以上という長い付き合いで、この件で有罪を認めております。

(無罪を主張しているのは、医師のサルヴァドールと売人です)

イワマサは意識不明のマシュー・ペリーを、ジャグジーで発見した人物。

イワマサはマシューが亡くなった10月28日にも、マシューから頼まれ、朝8:30とお昼の12:45の2回に渡り、マシューにケタミンを打ったとされております。

余談&医療従事者として薬物依存の患者さんと関わってきた私の個人的意見・経験ですが、自分で薬物を打たずに他人に打ってもらう場合、考えられるのは2つのタイプ。

1つめは注射が嫌い・怖い等

(そもそも注射が嫌いなタイプは、ドラッグの静脈内注射を選択せずに、口から摂取、吸引が殆どなので可能性としては低い)

または血管がダメになっていて、自分で打てる場所に静脈が見つけられないか、注射が異様にヘタな場合。

(これも可能性としては低いです。静脈内注射の常習者は自分の血管を良く知っていますし、血管が瘢痕化していても、採血の下手な医療従事者より、使いものになる血管を見つけるのが上手な薬物常用者も多くいます)

または「打ち方が分からない」という初心者や、静脈内注射が初めての場合。

↑「1つめのタイプ」と言いながら、3種類くらい入れてしもた(笑)

2つめは「治療薬として使っている」という意識や、周りの人にそう見せたい、ないしは本人もそう思い込みたい場合ですよね。

他人に打ってもらうことで「治療として投薬されているイメージ」に変わるじゃないですか。

ケタミンは基本、麻酔薬なので尚更ですよね。

低用量でうつ病の治療薬にも使われていますし。

違法薬物でも「治療」のために使用していると思い込んだり、周りに思わせることで、薬物依存者というレッテルよりは、闘病中というレッテルの方が世間体にも良いですし、自身の罪の意識や自己嫌悪なども和らぎますもんね。

マシューのケタミン入手に至るまでの時系列は以下のとおり。

2023年の9月下旬、イワマサにケタミンの入手を頼んだマシュー・ペリー。

イワマサは、マシューの知人であるエリック・フレミングと、医師であるサルヴァドール・プラセンシアにコンタクト。

エリックはノース・ハリウッドで「ザ・ケタミン・クイーン」として知られていた、ジャスヴィーン・サンガをイワマサに紹介。

一方、マシュー・ペリーが「うつ病の治療のため」ケタミンを探していると知ったサルヴァドールは、当時ケタミン・クリニックを開業していた、医師のマーク・チャヴェスに連絡。

イワマサとサルヴァドールは2023年9月30日から10月28日までの間に、最低でも7回は会いケタミンを売買。

なんでもサルヴァドールに5万5,000ドル(日本円にして約800万円を支払い)、液体ケタミンとキャンディ状のケタミン(トローチの様に舐めて口内で溶かすタイプ)を購入したそうな。

(わずか29日間の間に、約800万円をケタミンにつぎ込んでいるわけで、個人で使う分には額が大きすぎて驚愕ですが、セレブであるがために口止め料込みなのか、かなりボッタくられた感が否めないですな)

検察側は、関わったこの5人はマシュー・ペリーが薬物依存症であること、そして自分たちがやっていることは間違っていると知りながらも、マシューに対するケアを怠り、私欲を肥やすことを優先したと言及しております。

何はともあれ、関わった人物が全て、いい年をした大人です。

セレブで薬物依存のマシュー・ペリーなどは、売人たちにとっては最高のカモだったのだと思いますが、医師たちまで関わっているのが何とも情けない話ですな。

マシューに20年も仕えたイワマサも、私欲や利益のために行った可能性もありますが、もしかしたらマシューの頼みを断れなかったのかも知れません。

長い付き合いだからこそ心を鬼にして、縁を切る覚悟でケタミンの入手や静脈内注射を断って欲しかったですよね。


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