マット・ボマーがホモセクシャルであることを理由に、過去に映画『スーパーマン』の大役を逃していたことを、ポッドキャストで改めて語ったという芸能ニュース。
さて今週の月曜日。
『The Hollywood Reporter』の「Awards Chatter」(ポッドキャスト)でのマット・ボマー(46)。
2012年にゲイ、同性愛者であることをカミングアウト済みのマットですが、ポッドキャスト内で、
「自分のセクシュアリティが理由で、役を逃したことはありますか」
と聞かれ、
「役を失ったのは僕がゲイだったから、と理解しています」
と答えました。
マット・ボマーが言及しているのは、2003年に企画が上がった『Superman Flyby』(スーパーマン・フライバイ)という幻のスーパーマンのこと。
J・J・エイブラムスの脚本で話が進んでおり、マット・ボマーがスーパーマン役の第一候補でした。
しかし、スーパーマンのような正義のヒーロー役の俳優がホモセクシャルと言うのは、当時のハリウッドでもまだ受け入れがたい時代。
もちろんそれだけが理由ではないと思われますが(そもそも映画自体もおじゃんになったので)、時代背景もあってか、マット・ボマーのスーパーマンが製作されることは幻となってしまったわけです。
マット・ボマーがカミングアウトした年、2012年の10月。
人気作家のジャッキー・コリンズが『ゲイダー・レディオ』に出演した際、このマット・ボマーの件について、以下の様に語っておりました。
(意味をくみ取っての意訳です)
「ハリウッドで最もゴージャスなイケメン、『ホワイト・カラー』主役のマット・ボマーがカミングアウトすることになっちゃったわね。
マットがゲイであること、知っている人は知っていたけどね。
(『スーパーマン・フライバイ』へ)オーディションテープも送って頑張っていたんだけど、エージェントが映画のプロデューサーたちに『マットはゲイだよ』って教えちゃったのよね。
そうしたらプロデューサーたちは『ダメ、ダメ!マットはキャスティングできないよ!』ってなっちゃったのよ。
マットがスーパーマン役をゲットできなかったのは、彼がゲイだったからよ」
これについて当時、映画制作会社の関係者が「マットがにスーパーマンになれなかったのはゲイが理由」という噂を否定しておりました。
そしてマット・ボマー本人も、これまでその噂について語ることはなかったのですが、この月曜日のポッドキャストで、本人もその噂を認めたというわけであります。
マットはポッドキャスト内で、当時のオーディションについても触れており、
「オーディションは1ヶ月くらい続いて、何度も何度もオーディションをさせられましたね」
「僕は監督の選んだスーパーマン候補だったようです」
と当初、映画の監督を務める予定だったブラッド・ラトナー監督についても言及。
しかしラトナー監督が交代することになり(辞退だった気が)、マット・ボマーのスーパーマン役も無くなり、結局は『スーパーマン・フライバイ』の映画自体もお蔵入りと言いますか、企画倒れしてしまったわけです。
そしてジャッキー・コリンズがラジオで暴露したように、「スーパーマン役を逃したのは自分がゲイだったからだ」と思っていることを、マット・ボマー本人も月曜に明かしたわけであります。
今も昔も制作会社や映画プロデューサーの方々は、たとえそれが事実でも、決して認めないと思いますが。
時代も変わりましたし、見て見たいですよね、イケメンなマット・ボマーの『スーパーマン』。
お似合いだと思います。
でも今思えば、マット・ボマーはヘンリー・カヴィル(スーパーマン役の過去あり)と系統が一緒というか、似ていますよね?
個人的には、青い瞳より茶目の人が好みなので、この2人でご飯2杯はいけます。
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