やるせない話シリーズ。
ラスベガス在住の高校生だったジョナサンくん（17）。
ジョナサンくんは今年11月1日に、10人のティーンエイジャーたちから集団暴行を受け、搬送先の病院にて11月7日に亡くなりました。
警察の説明によると、きっかけはジョナサンくんの友人たちがワイヤレスヘッドフォンと、大麻吸引用のベイプを盗まれたという、高校生などの間には良くありそうないざこざ。
そこで盗んだとされる側と、盗まれとされる側のグループ（ジョナサンくんを含む）が、学校のそばの裏道で話し合いをつけることになったそうなんですな。
しかし1人がジョナサンくんにパンチを振りかざすと、少年たち（合計10人）がジョナサンくんを取り囲み、殴る蹴るの集団暴行を加えました。
（ジョナサンくんの友人たちはみんな逃げてしまったのでしょうか？詳細が不明です）
加害者なのか、周りにいた人物たちが撮影したのか動画があるのですが（私は閲覧しておりません）、ソーシャルメディアで拡散されまくったとのこと。
面白半分で暴行動画を見たり、拡散する人たちの神経も疑いますな。
ちなみにジョナサンくんのお父さんは、息子が暴行されている動画を辛すぎて見ることができなかったそうです（涙）
動画には、途中で気を失ったのか身動きせずに倒れているジョナサンくんに対し、執拗に暴行を続ける少年たちの姿が。
ラスベガス警察もその暴行を「人間性の欠如」と表現したくらい、酷い暴行だったそうです。
結局は、裏道に意識不明で倒れていたジョナサンくんを見つけた市民が、ジョナサンくんを学校まで運び、そこから病院へ搬送されたそうですが、特に脳の損傷がひどかったジョナサンくん。
11月7日に息を引き取り、帰らぬ人となってしまいました。
ジョナサンくんに対する暴行を録画した動画は複数あると思われ、警察は既に暴行に加わった10人の少年たちをほぼ特定できているそうです。
今週火曜日の段階では氏名は非公開でしたが、13歳から17歳までの8人の少年たちを成人として殺人罪での起訴を進めているとのこと。
ここだけは評価できますよね。
未成年だろうがなんだろうが、執拗な暴行を与えて人様の命を奪ったのなら、殺人罪で起訴が当然です。
私くし日本のニュースもたまにチェックするのですが、つい先日、大阪で同居の18歳の女性を暴行死させた、22歳の山中元稀被告の判決がありましたよね。
懲役12年にも驚きましたが、殺人罪ではなく傷害致死罪で起訴されたことに絶句＆怒り心頭でした。
暴行の内容が酷すぎて読めないほどなのに、傷害致死罪で起訴なんて、日本の司法制度は本当にひどいと思いましたわ（怒）
10代の集団イジメと言えば旭川の14歳少女のいじめ凍死事件を思い出しますが、あれも酷かったですが加害者達は何の罪にも問われませんでしたね…。
今回のジョナサンくんの事件と旭川の事件とはやや異なりますが、ただ人の命を奪ったことに変わりはないですな。
今回の加害者たちも10代ですが、成人として殺人罪で起訴されたことは評価したいと思います。
失われた命はかえってきませんけれどもね…。
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