『難しい問題でなんとも言えない事件っすな…』シリーズ
元保護猫ハッピーの写真でお届けする、海外の衝撃的なニュースシリーズ。
先週の火曜日、フロリダのパーム・コーストにあるハイスクールで起きた事件。
17歳の男子生徒がニンテンドー・スイッチを没収した教員補助の女性、ジョアンさん(57)に腹を立て暴行した事件。
防犯カメラには少し離れた所に立っているジョアンさんに向かい、走って体当たりをする身長198㎝、体重120㎏の大柄な17歳の男子生徒の姿が。
体当たりされた衝撃ですっ飛ばされたジョアンさんは床に倒れ頭を打ち、その時点で既に意識不明。
しかし男子生徒は、意識不明のジョアンさんの頭部中心にパンチを繰り返し暴行を続けます。
男子生徒はその後、駆け寄った職員5名に引き離されましたが、目を覆いたくなるような残酷な暴行映像で、泣きそうになりました。
男性生徒がかなり大柄なこともあり、止めに入るほうも命がけですよね(涙)
男子生徒は暴行罪で逮捕され、有罪が確定すれば最長で禁錮5年。
ジョアンさんは病院へ搬送されましたが、まだ入院中かどうか不明です。
ちなみにジョアンさんは2021年からこのハイスクールに勤務しており、お子さんが2人。
下の子(息子さん)はこの事件があったハイスクールに通っている現役の生徒で、上の子(お嬢さん)もこのハイスクールの卒業生だそうです。
自分たちの子供も通い、そして自分も勤める学校でこんなひどい暴行を受けてしまって、身体ももちろんですが精神的な傷も大きいですよね。
加害者の男子生徒の顔写真などは公開されていましたが(さすがアメリカ…)、氏名は未成年のため報道されておりません。
暴行後も男子生徒は「スイッチを取り上げる度に、また殴ってやる」と言い捨て唾を吐いたそうで、反省の色はなし。
しかし、この男子生徒は特別支援が必要な生徒(学習・発達障害や精神疾患がある生徒)だったそうで、男子生徒を擁護する人たちも出てきています。
ただアメリカ人の大半は、「刑務所に送れ!」、「こんな危険なヤツを普通の学校に通わせるなんてありえない!」(ちなみに特別支援のサポートがある学校です)、
「殺人未遂事件だ!」、「たかが300ドルのスイッチ一つで、ここまで暴行して反省もしない奴は、今後殺人を犯すに決まっている!」などの厳しい意見が多いのも事実です。
難しい問題ですよね…。
例えば知的障害などがあり善悪識別能力や責任能力が欠けていた場合、なぜスイッチを取り上げられたのか等、説明してどうこうという次元じゃないじゃないですか。
私は医療従事者なので、自分の欲求が満たされないことに怒り、医療従事者を暴行する患者さんなどと接することも多々あるのですが、差別などでは決してなく、現実として本当に難しいなと。
親御さんはもちろん、学校の先生たちもかなり大変な思いをしているんだろうなーと胸が痛みます。
ちなみに知的障害や発達障害や精神疾患があるからといって、みんながみんな暴力的なわけではありません。
基本的にはベースにある元の(生まれ持った?)性格によると経験上感じます。
なので「知的障害や発達障害があるから人に迷惑をかける」とか、「統合失調症だから暴力的」などと言った間違った決めつけや差別・偏見はなくなって欲しいなと。
ジョアンさんの一刻も早い回復を願います。
続報はこちらから。
ポチっとありがとうございます
コメント