『猫と腸が煮えくり返る』シリーズ
「今日はちょっとイライラしたり、思いっきりムカつきたい気分だわ」という日にお読みください…
(どんな日よ?)
写真は暴力をこよなく愛する元保護猫ハッピーです。
今年1月にユタ州で起きた事件ですが、詳細や警察のボディカムが公開されたからなのか、また週末にニュースに上がっていたのでご紹介です。
マイケル・ヘイト(42)が自宅で妻のターシャさん、4歳から17歳までの5人の子共達、そしてターシャさんのお母さんの7人を射殺。
現場はご想像の通り、血の海でした。
その後マイケル本人も自殺した俗に言う「無理心中」ですが、内容を聞けば単なる自分勝手な一家殺人事件で、責任を取りたくないので自殺しただけ、という感じが否めない事件です。
マイケルの残した遺書には、「これ以上、妻にコントロールされ続けるくらいなら、地獄でくたばった方がマシだ」と、いかにも妻のターシャさんに非があるような書き方をしていますが、実は暴力的でコントロール・フリークだったのはマイケルの方だったんですね。
実は事件が起きる2週間前ほどの2022年の12月、妻ターシャさんは日本で言う児童相談所に、夫マイケルの子供たちに対する虐待を相談していました。
7歳の息子を怒りに任せて地面に叩きつけた夫マイケルの言動や、怒りをコントロールできない状態の夫に不安感を募らせての相談でした。
夫マイケルが「俺を捨てたら自殺してやる」と脅迫していたため、ターシャさんは児相のケースワーカーに、「自分が離婚を申請するまで、マイケルには面談(事情を聞くこと)をしないで欲しい」とお願いしていました。
児相はターシャさんからの許可を待っていたわけではなく、マイケルに対してどういう対処をしていくか方針を考えていた最中に、無理心中が起きてしまったというわけです。
ちょうど12月下旬から1月上旬までアメリカはクリスマス休暇の時期ですし、調査や対処が遅れたことにもやや関係したのかも知れません。
マイケルの暴力は今に始まったことではなく、2020年には警察が介入していますが、その時には起訴には至らなかったとのこと。
2021年には長女が父マイケルによって、ソファの硬い部分に投げつけられたことも。
また同年、一家を乗せて高速道路を運転していたマイケルが(事故などではなく)急ブレーキを踏み、体に食い込んだシートベルトで子供たちの体に赤いあざができたことも。
児相のケースワーカーに長女が語った話では、父マイケルは普段からちょっとしたことですぐにキレ、怒鳴ることが多かったことや威圧的だったことを話しておりました。
マイケル、家族写真を見ると背が高いんですね。
ガッチリではないですが、スリムな筋肉というか鍛えていそうな感じなので、10代後半の娘をソファに投げつけることも可能だったのでしょう。
自分の暴力を棚に上げ、遺書で妻がいかにも悪いような書き方をしたマイケルは、本当に卑怯で小さい男ですね。
100歩譲って、夫婦仲が悪かったり離婚されたくなかったとして妻を殺めたとして、5人の子供たちまで殺す必要なんてどこにもないですよね。
恐らく、子供たちやターシャさんのお母さんが生き残れば、自分に非があったことが世間にバレて自分が悪者になるので、口封じの意味も込めて、妻だけでなく子供や義母まで殺害したのかも知れません。
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