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映画『バービー』ベトナムで上映禁止の理由。中国の九段線地図が違法画像。米の目論見。

Celebrity News

ライアン・ゴズリングとマーゴット・ロビーの共演で話題の映画『バービー』に関する続報。

前回のホームレス出演者へのギャラ未払い疑惑についてはこちらの記事をどうぞん。

さて、日本では8月公開だったかと思いますが、欧米などでは7月下旬公開予定の『バービー』。

よってテレビをつけると、バービー役のマーゴット・ロビーを番宣で良くみかける今日この頃であります。

そんな中、数日前に報道されていた不穏なニュース。

なんでも7月21日から『バービー』を公開予定だったベトナムが、映画の上映中止・禁止を発表しました。

理由は、中国が主権を主張している九段線が映画に登場するため、ということであります。

九段線というのは、歴史・政治問題の苦手な私くしが極カンタンに説明すると…

ベトナム、マレーシア、フィリピン近海の南シナ海の地図上に、中国が独断で引いた9つの線で、要はその線内のエリアは中国の領域だ、と中国が言い張っているわけであります。

「お前のものは俺の物。俺のものは俺のもの」なジャイアンな匂いがしますけれども。

ベトナム側は自国が領有権を主張する領域も、その中国主張の九段線内に含まれているため、反発と言うかベトナムの領域と反論し、中国と争っているわけです。

そして映画『バービー』の中に、この九段線が描かれた地図が出てくるそうで、ベトナム側はそれが違法画像に当たるとし、上映禁止を発表したわけであります。

『バービー』のような娯楽感満載(むしろエンタメ性しかないような内容の)映画にまで、政治問題が絡むというのは、ある意味感慨深いですな…

世論はこの件をどう見ているかと言うと…

配給元のワーナー・ブラザーズのマーケティング戦略と見ているわけです。

中国とベトナムでは集客数や興行成績を考慮しても、中国に忖度した映画を作った方が儲かるわけです。

中国はアメリカに次ぐ世界大国ですし、人口数も世界でトップ。

中国に媚びた映画にして、経済効果を狙っている米ワーナー・ブラザーズ、という厳しい見方もあります。

バービーったら美人でスタイル抜群でピンクが大好きなふりして、けっこう腹黒いのかも知れません(笑)


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