猫とコロナと医療従事者シリーズ
新型コロナウイルスネタシリーズです。
本題の前に…
WHOのテドロス事務局長が昨日(5日)、新型コロナウィルスのパンデミックの終息を宣言いたしました。
コロナの終焉ということなのでしょうが、これによって我々の生活にどのような影響が出るんですかね。
普段の生活では、もうコロナだなんだとあまり騒がなくなっていますもんね。
私の勤める科は元々2つの病棟からなるのですが、1つをコロナ病棟として持っていかれたので、その病棟を返してもらえるかも知れません…。
さて本日の本題はオランダから。
呼吸器科の看護師がコロナのパンデミック中に、「末期」と自分で判断したコロナ患者20人以上を殺したと告白し、逮捕されていたことが今週木曜日に明らかになりました。
オランダはアッセンにあるウィルヘルミナ病院の呼吸器科の男性看護師、テオドール・ヴィー容疑者(30)。
テオドールは別の病院の精神科に入院していた際に、精神科のスタッフに複数回に渡り、「2020年の3月から2022年の5月の間に、20人以上のコロナウイルス患者の命を故意的に絶った」ことを告白。
なんでもコロナウイルスに苦しむ末期患者たちが苦しんでいるのを見ていられずに、殺害したということであります。
通常病院スタッフには患者の守秘義務があるのですが、テオドールの告白を重く見た精神科が当局に通告、テオドール容疑者の逮捕に至ったということであります。
テオドール容疑者がなぜ精神科に入院していたのかや、自責の念に駆られての告白だったのか、武勇伝としての告白だったのか、報道がないので詳細が謎であります。
今後裁判で明らかになると思われますが…。
今回の件で亡くなられた患者さんたちは、重症患者さんだった可能性が高いですが、だからと言って赤の他人の看護師が勝手に独断と偏見で寿命を決めたり、殺して良いわけがないですよね。
万が一、苦しんでいる患者さんに「殺してくれ…」と頼まれたとしても、自殺補助やら殺人が駄目なことくらい、医療従事者じゃなくても分かります。
でもコロナのパンデミック真っ最中の呼吸器科なんて、過酷以外のなにものでもないでしょうし、もしかしたらテオドール容疑者も精神的に病んでしまっていたのかも知れません。
でも20人以上の患者さんの不審死に携わったとなると、殺人に快感を覚えたのでは?と思われても仕方ないと思いますが…。
何はともあれ、パンデミックの終息宣言が出た新型コロナウィルスですが、本当に多くの人の命を絶ち、そして多くの人の人生をガラリと変えてしまいましたよね…。
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