『堕ちた権力者』&『海外ニュース』シリーズ
写真は我が家の権力者、元保護猫ハッピーです。
昨日の火曜日早朝、出勤前にネットのニュースを見ていたら、ダライ・ラマ(87)の動画が取り上げられていました。
見出しが『ダライ・ラマ14世、少年の唇にキスをし、舌を吸ってとお願い』だったので、「そんなバカなw 大げさな見出しをつけちゃってw」と思って動画をクリックしました。
あまりにも気持ち悪い動画で、朝から相方と大騒ぎでしたが記事にする時間がなく出勤したので、1日経っての投稿です。
動画内の出来事は今年2月の下旬、インドのダライ・ラマの寺院で約120人の学生たちと交流した時のものだそうですが、見ていない方のために説明すると…
まだ幼い少年と向かい合うダライ・ラマが、少年の顎をもちあげ(少女漫画でキザな男子が女子にキスするかのような、顎先をつかんでクイっと顔を上向きにする感じのやり方)、少年の唇にキス。
その後「And suck my tongue(僕の舌を吸って)」と少年に言い、自分の舌を突き出すダライ・ラマ。
少年は咄嗟に体を後ろにのけぞるのですが(ビックリした&嫌がっている態度に見えました)、結局ダライ・ラマの突き出した舌に自分の口を近づけていました。
吐き気がするほど気持ち悪い動画で、申し訳ないですがどう見てもやっていることがペド。
ダライ・ラマの事務所はこの動画がメディアに取り上げられた後、ダライ・ラマは少年と少年の家族に謝罪したこと、ダライ・ラマは「無邪気で遊び心がある方」と言い訳をしましたが海外のSNSでは非難が殺到。
一部を紹介すると…
「信じられない行為…。世の中どうなっているの?」
「これは明らかに自分の地位と権力を使った児童虐待だ!」
「病気だよこれは。狂っているとしか言いようがない」
「カメラの前ですら悪びれた様子もなくこんなことをしているのなら、閉ざされたドアの向こうでは子供たちに何をしているか分からない」
「邪悪の一言」
「やってることがカトリック教の児童虐待と変わりない」
これまで私はダライ・ラマについて詳しくもないくせに、「チベット仏教の最高指導者」という肩書もあり、なんとなく勝手に「尊い人」とか「尊敬に値するおかた」と思っていたのですが、今回の動画で一気に見方が変わりました。
やんわり言えば、少年に対する性的なグルーミング行為。
ハッキリ言えば性的虐待、児童虐待にしか見えないダライ・ラマの行為でした。
年齢が87歳とか、チベットでは舌を出す文化があるとか、ほんの冗談のつもりだったとか、言い訳にすらならないと思います。
自分がしたことが性的な意味しかないことが理解できないなんて、時代錯誤も甚だしいです。
ちなみに、私と相方が火曜日の早朝に見た動画にはモザイクがなかったのですが、職場に到着して同僚たちに話して動画を見せようと思ったら、少年の顔にモザイクがかかっていました。
恐らく被害者の少年を守るためもあるかと思いますが、ダライ・ラマの行動をモロに見せないようにするためもあるのかも?と勘ぐってしまいますな。
それから不思議なことにハッピーの居住国では、火曜日の夜のニュース番組ではこのネタは一切取り上げられていませんでした。
チベット仏教の最高指導者の幼い少年に対する性的虐待(と言うのを認めたくないとしても、不適切な行動であるには間違いない)にも関わらず、どこのニュース番組にも取り上げられていないことが違和感でしかありませんでした。
ダライ・ラマの地位に忖度して(もしくはダライ・ラマに否定的な報道を取り上げるのはご法度という大人の事情があるのかも?)、ニュース番組の報道は控えたということでしょうかね?
BBCがドキュメンタリーにした、故・ジャニ―喜多川の長年に及ぶ性的虐待を報道しない日本のメディアと大差ないっすね。
コメント
いつも楽しみに読んでます。
本日こちらの後追い記事を見つけましたのでお知らせしますね。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/06/post-101784_1.php
>>TBCさん
コメントと記事をありがとうございます。
ササっと読みましたが、ちゃんとした記事で興味深かったです!
ただNewsweek記事の「偽情報」という表現などは、必死の擁護で逆に情報操作をしているようにも見えてしまってやや違和感が…。
元の動画のダライ・ラマの 「suck my tongue」は性的・不適切とチベット以外の国で思われても仕方がない言動ですし、故に謝罪があったわけなので。
それと「これがチベットでは普通なんだよ」と、子供に対するグルーミングの言い訳にする大人たちがいないと良いな、と思いました。
でもチベット文化について知ることができました、ありがとうございます♪