『保護猫が紹介する犬ネタシリーズ』
ご訪問ありがとうございます。
噂の『ねこホーダイ』のサービス停止が発表されたそうで…。
ねこホーダイには問題点が多く賛同できませんでしたが、増え続ける野良猫・保護猫たち、いっぱいいっぱいの保護団体やら個人で活動されていらっしゃる方々、どうしたら良いんでしょうね…
日本は譲渡条件が厳し過ぎる場合も多く、保護猫・保護犬を迎えたいのに条件をクリアできない人もたくさんいらっしゃいますもんね…
ということで本日は、猫ではなく犬ですけれども、イギリスとオーストラリアの保護犬たちが主役の、私(←元犬飼い)が大好きなテレビ番組を紹介させてください。
と言ってもテレビで見たことはなくてストリーミングで視聴、しかも日本にお住いの方は閲覧できないと思います…(さーせん)
でもコンセプトがステキなので紹介させていただきます。
『The Dog House』(ザ・ドッグ・ハウス)という元々はイギリスの番組です。
米や豪でもストリーミングされていて、イギリス版はシーズン3(全26話)、オーストラリア版はシーズン2(全22話)まであります。
番組の内容は…
シェルター(英版も豪版もかなり大きな施設で「さすが外国」といった感じです)新しいお家を待つたくさんの犬たち。
元野良犬だったり、ネグレクトや虐待を受けていたところから保護されたワンちゃんたちです。
悲しいことに飼い主による持ち込みも多く、中には人間の都合だけで(離婚した、犬の運動量についていけない、人間に子供ができた、人間の母親が年を取ってきて散歩に行けない等)持ち込まれるワンちゃんも多くて切なくなります。
番組内では演出もあるかも知れませんが、どのワンちゃんもスタッフやボランティアさんたちに大切にお世話されていて、きちんと管理が行き届いている印象を受けます。
(海外なので、広大な敷地内にシェルターを設備できる時点で、もう日本とは差がでてしまうのですが…)
1エピソード(1話)につき、3組の保護犬と3組の人間のお見合いが紹介されるのですが、まずスタッフが1組ごとに人間たちに「どんな犬を探しているのか」話を聞きます。
希望するワンコのサイズや性別、犬種、年齢、性格、人間の家族構成やライフスタイルなどを事細かく聞き取りし、スタッフ内で条件や好みにピッタリのワンコを施設のデータベースから探します。
通常1匹ですが、たまに2匹の候補犬を紹介するケースも。
そしてとってもお洒落な中庭のようなところで、犬と人間がご対面、お見合いするんです。
実際はまた違うのかもしれませんが、番組内ではワンちゃんの写真は対面まで人間側に一切見せないので、ご対面シーンは緊張します。
お見合い(対面)でその候補のワンちゃんと遊び、施設内のお散歩に行き、後日どうなったかのVTRが番組内で流れます。
無事にその人間に迎えられることもあれば、不安材料があり人間が断ったり、1度は引き取ってみたものの、やっぱりうちでは無理だという場合には施設に返却されて、別の犬を迎えるケースも良くあります。
こればっかりは縁なので、毎回成功というわけでもありません。
(お見合いが成功しなかった犬が、後のエピソードで新しいお家が見つかる回などは涙腺崩壊です)
たまにものすごくご高齢の人(80代とか、ナーシングホームの入居者など)が保護犬を探しにシェルターにいらっしゃるんですが、もちろんお断りはしていないようです。
ご高齢の場合はバックアッププラン(万が一飼い主が亡くなった時に、ワンコを引き取れる家族がいるかなど)をおそらく確認していると思いますが、日本でも一概に年齢で譲渡を制限するのではない方向に進んで欲しいですよね。
虐待やら破棄された過去があるワンちゃんが、無事に家族として迎えられて、第2の人生(犬生)を送ることができること自体も嬉しいのですが、
登場する人間(家族だったり単身だったり)にもそれぞれストーリーがあって、番組内ではそこにも焦点が当てられているんですね。
自閉症の子供がいるお家だったり、トラウマがあるお家だったり、ステキな人間もたくさん登場して、涙なしでは見れない回も多々あります。
生理前のPMS時に見ると号泣するので、要注意のヤバイ番組です。
中には犬を飼うのが初めてで、条件ばっかり付けてくる人間もいて、モヤモヤすることも稀にあります(笑)
ちなみにシェルターへの持ち込みが多い&新しいお家が見つかりづらい犬は老犬、大型犬、スタッフィーやボーダーコリーなどの運動量を必要とする犬種が多いようです。
切ない(涙)
私はこの番組が好き過ぎて、全シリーズ全話をリピって見ています。
疲れた日や心が洗われたい日など、寝る前に1話スマホで見てほっこりとした気持ちで寝るの、最高です。
ハピオに夜中に起こされますけど…
日本でこのようなシェルターを作るのは無理があると思いますが、少しでも多くのワンちゃんやネコちゃんがずっとのお家を見つけられるシステムができると良いですよね。
行政の援助もプリーズ。
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