長文シリーズ。
ご訪問ありがとうございます。
キャットフード試食研究家の、猫岸・ニャサ子でございます。
おいしゅうございます。
(故・岸朝子さんをパクらせていただきました)
さて、またまたやってしまいました…
人間がキャットフードを性懲りもなく食べてみた感想、パート2でございます。
今回試食したのは、前回とは別のカリカリでございます。
今回も前回同様、加水分解たんぱく質を使用したキャットフードです。
前回、食物アレルギーの元保護猫ハッピーに、ロイヤルカナンのアレルギー猫対応のドライフード、英語名だと「アナラジェニック」を与えていて、
そのキャットフードが、あまりにもコメッコ by グリコの香りがするので、せんべい好きの飼い主がどうしても我慢できなくなり、キャットフードを食べてみた、という話をしました。
アナラージェニックでも、アナラジェニックでも、アナレジェニックでも、好きに日本語発音してくださいって感じですが、長いので略してアナラー(←え)。
日本だと「低分子プロテイン ドライ」とか「アミノペプチドフォーミュラ」で売られている物ですかね?
そのロイヤルカナンのアナラーですが、匂いはコメッコで良い香りなのですが、お値段が可愛くないんす。
2kg入りで55ドルちょっとで(定価は63ドルくらい)、取り扱い店も少なく。
ロイヤルカナンの療法食シリーズは、頻繁にセールにもならないですよね。
そこでロイヤルカナンからはもう1つ、アレルギー対応の猫用ドライフードが出ているのですが、それが今回、私くし人間が試食した「ハイポアラージェニック」(写真だと右)。
こちらは前回のコメッコ風味のアナラー(左)より、少しだけお安いんです。
2.5㎏入りで、定価が67ドルあたりですが、通販だと45ドルくらいで買えるので、アナラーよりは全然お安い。
カレーは飲み物との名言がありますが、ハッピーにとってはカリカリも飲み物らしい…
それにしても、ロイヤルカナンの療法食シリーズは、パッケージも似ているというか色まで一緒で、違うのは活字部分だけ、と本当に紛らわしい。
間違い探しレベルです ↓
最初、改良されて名前を変えたのかとか、新パッケージになったのか?とも思ったのですが、2つは別商品で今でも両方売られております。
パッケージはそっくりですが、中身はアナラーが小粒な丸で、ハイポが小粒の三角。
↓ 下の〇1つがアナラーで、上つの△2つがハイポです。
三角ということはコメッコじゃん!と期待が募りますが、香りはすっごく魚臭です。
アナラーの時、散々コメッコ!コメッコ!と騒ぎましたが、今回のハイポは魚の匂いがするんです。
飼い主が子供の頃、朝食によく、ウルメイワシを焼いたものを、頭から丸ごと食べさせられていましたが、はらわたの部分て苦いじゃないですか。
ああいう匂いがするキャットフードというか。
生臭いのではなく、ほろ苦い魚臭。
ちなみに飼い主は祖父母に育てられているので、小さい頃は焼き魚や煮魚、煮物などの地味な茶色い食事、「地味飯」ばっかりで、子供のころはそれが本当にイヤで(笑)。
友達とかを家に呼ぶのが恥ずかしかったりしまして、年老いた祖父母に、心無いことを言ったり、反抗しては自己嫌悪に陥ったり…
なんかそういう切ないというか、ほろ苦い思い出を呼び起こす、魚臭のするキャットフードなんですよハイポアラージェニックって!
ロイヤルカナンに幼少期の切ない思い出をほじくられて、カリカリ1粒で泣きそうになってもうたわ。
いやー、やりますねロイヤルカナンさんも。
痛いとこついてくる。さすがです。
(↑そんな面倒くさい思いでキャットフード作ってないわ、ロイヤルカナン)
なにはともあれ魚臭を我慢して、頑張って1粒食べてみました(飼い主が)。
アナラーの時は「匂いがコメッコなのに、味は全然コメッコじゃない!」と文句を言いましたが、
こちらハイポは「匂いは魚なのに、味も魚っぽい」でした(まんまかい)。
ちょっと塩味の足りない、にぼしとかウルメイワシを丸ごとかじっている感じ。
食感はアナラーの時はコリコリしていたのに、ハイポの方は硬さがあまりなく(密度が薄いのかも)、カリカリしていました。
食い意地のはっているハッピーにそんなことはどうでも良いらしく、魚臭だろうがなんだろうが、ガツガツと食いついておりました。
多分ハッピーはアナラーとハイポ、コメッコ臭と魚臭の違いにすら、気づいてないと思われます。
肝心のアレルギーの方ですけれども、とりあえずはハイポでもアナラーの時のように、ハッピーの皮膚の痒みが抑えられるのか様子を見たいと思います。
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